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    <title>オーディオ万華鏡(SUNVALLEY audio公式ブログ)</title>
    <link>http://tubeaudio.exblog.jp</link>
    <description>SUNVALLEY audio公式ブログです。新製品情報,イベント情報などの新着情報のほか、真空管オーディオ愛好家の皆様に向けた耳寄り情報を発信して参ります。</description>
    <dc:language>ja</dc:language>
    <dc:creator>audiokaleidoscope</dc:creator>
    <dc:rights>2026</dc:rights>
    <pubDate>Tue, 19 May 2026 03:44:10 +0900</pubDate>
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      <title>オーディオ万華鏡(SUNVALLEY audio公式ブログ)</title>
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    <item>
      <title>共作</title>
      <link>http://tubeaudio.exblog.jp/36476001/</link>
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      <description><![CDATA[おつかれさまです。いま職人さんがパンパンで案件納期が切迫していることもあり、最近は後変だけでなく修理や組立も一部担当しています。今日はSV-91B組立代行品の仕上げ。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/19/85/b0350085_02425226.jpg" alt="_b0350085_02425226.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>SV-91B / Western Electric 300B仕様 (組立代行)<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/19/85/b0350085_02425223.jpg" alt="_b0350085_02425223.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>ベース部分を職人さんにお願いし、お客さん要望のコンデンサー, 真空管仕様にに仕上げてからエージングと測定をするのが私の仕事。今回はWestern仕様だったので、Arizonaをつけてから310Aと300Bを実機上で選別。職人と私の共作のようなものですね。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/19/85/b0350085_02425207.jpg" alt="_b0350085_02425207.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>こんな感じに仕上がりました。すべての真空管のマッチングを行ってゲイン差0.1dB以内になるように追い込んでいきます。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/19/85/b0350085_02425243.jpg" alt="_b0350085_02425243.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>真空管の並びが決まってエージング開始。だいたい12時間後くらいから音のキメが整ってくる感じです。測定は終わっているので、更に8時間ほどモニターして聴感上問題なければ完了です。<br />
<br />
お客さんはこのブログをご覧になって、”自分の91Bかも？”と思っていらっしゃると思います。そうです、もうじきですからね。どうぞお楽しみにお待ちください！<br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
      <dc:creator>audiokaleidoscope</dc:creator>
      <pubDate>Tue, 19 May 2026 03:40:41 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-19T03:40:41+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>Western Electric 300BとSV-300LB新古</title>
      <link>http://tubeaudio.exblog.jp/36474979/</link>
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      <description><![CDATA[おつかれさまです。昨日作業中に腰痛を再発させてしまい、今日は独り作業を断念しました。その関係もあり、今日は昨日の作業の続きをレポートします。<br />
<br />
最初はWestern Electric 300Bの納品前チェックです。すでに1ペアお持ちのお客さんからクワッドになるようなペアが欲しいというリクエストでチョイスしたのがこのペアでした。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/17/85/b0350085_16542553.jpg" alt="_b0350085_16542553.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/17/85/b0350085_16542547.jpg" alt="_b0350085_16542547.jpg" class="IMAGE_MID" height="314" width="500" /></center>シリアル連番のファクトリーマッチドペアです。データ化できないパラメータ (聴感)の確認もやってから発送します。先日書いた真空管の三定数については、改めてこちらのエントリーをご参照下さい。300B等直熱三極管については一般にIp (別表記Ib=プレート電流)を重視します。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/17/85/b0350085_16542504.jpg" alt="_b0350085_16542504.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>300Bの場合はSV-501SEに登場願うことが多いです。まずバイアスを一番深くして (=プレート電流を最も絞った状態)で8時間, 規定電流の70％程度で8時間, 定格電流で8時間バーンインしてお客さんが直ぐ使えるようにしておきましょう。<br />
<br />
Western Electric社内での選別条件はプレート電圧=300V, グリッドバイアス電圧=-58Vですが、501SEはプレート電圧が370Vで75mA流れるようにバイアスを調整する仕組みですので実機通電を通じて異なった動作点での確認が出来、選別精度を更に高めることが出来ます。<br />
<br />
そして今月最後の認定中古の最終確認はSV-300LB (新古)でした。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/17/85/b0350085_16530885.jpg" alt="_b0350085_16530885.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/17/85/b0350085_16530891.jpg" alt="_b0350085_16530891.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>整流管がTung Sol 5AR4である以外は基本梅セットの組立代行品です。<br />
<br />
外観, データともに完品といえる個体で、当社ならではのトランス出力プリの実力を楽しんでいただくチャンスです。後変で真空管をアップグレードしたりカップリングArizona化の格好のターゲットとなるのではないでしょうか。<br />
<br />
20数kgの300LBを持ち上げた瞬間に古傷が悲鳴を上げて昨日はここで終了。しばらくは無理せず早く回復したいと思います。何をおいても健康第一。皆さんもどうぞお気をつけ下さい。<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
      <dc:creator>audiokaleidoscope</dc:creator>
      <pubDate>Sun, 17 May 2026 23:23:31 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-17T23:23:31+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>開く音</title>
      <link>http://tubeaudio.exblog.jp/36474236/</link>
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      <description><![CDATA[おつかれさまです。今月の認定中古も大詰め段階に入ってきました。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/17/85/b0350085_04283728.jpg" alt="_b0350085_04283728.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/17/85/b0350085_04283767.jpg" alt="_b0350085_04283767.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>このSV-19Dはキット組立品で復刻Mullard EL34 (Russia)仕様で買い取らせて頂きました。ご覧の通り組立レベルはプロ級で、パスコンがMUSE化されている等こだわりのモノづくりなのですが、外観上よごれがかなり進行しており、無水アルコールで徹底的にクリーニングすることから始めました。<br />
<br />
拭くというレベルでは対策が難しかったため、まずこびりついた汚れを浮かせてからシャーシ表面を研磨するような感じで時間はかかりましたがだいぶいい感じになりました。。アルコールクリーニングは除菌効果もあるので一石二鳥です。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/17/85/b0350085_04460716.jpg" alt="_b0350085_04460716.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>とりあえずデフォルトのEL34で通電確認。幸い調整値も安定していて出力も15W以上出ているので、このまま出品させて頂いても十分ご満足いただけると思います。クラシック系の方には先日ご紹介したShuguang 6L6GCRあたりもいいかもしれません。<br />
<br />
そういえば今日出品前の周波数特性を測定すべくBallard Ba404 BKをたまたま傍にあったSV-S1628D / 845仕様で鳴らしていたら、他のアンプとは全く異なる音の世界が現れて思わず聴き込んでしまいました。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/17/85/b0350085_04283758.jpg" alt="_b0350085_04283758.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>”音が開く”といった言い方をする場合もありますが、パッと音場が拡がって聴感上の高域レスポンスが明らかに伸びています。これなら弦の倍音も十分に楽しめます。<br />
<br />
同じ真空管アンプでも、これが他の管種だと ”ちょっとツィーターでも足してみるか”みたいな欲が出てくる場合もある小口径のフルレンジが、一転 ”これで十分じゃん”に変わる感動を味わっていただけると思います。<br />
<br />
面白いのは他のアンプでも測定上のデータはほぼ変わらないところ。これがデータには現れない真空管アンプの倍音感です。”845は高域が伸びる”とは昔から言われていたことですが、改めてそのポテンシャルを再確認することとなりました。<br />
<br />
巨大な送信管アンプには不釣り合いな小型スピーカーですが、皆さんがもし845シングルをお持ちなら、試しに眠っているフルレンジを繋いでみてください。いままで聴いたことのない音に驚かれるかもしれません。]]></description>
      <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
      <dc:creator>audiokaleidoscope</dc:creator>
      <pubDate>Sun, 17 May 2026 05:18:42 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-17T05:18:42+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>レタッチ</title>
      <link>http://tubeaudio.exblog.jp/36473392/</link>
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      <description><![CDATA[おつかれさまです。皆さんは写真の世界で ”レタッチ”というワードを聞かれたことがあるでしょうか。<br />
<br />
ごく簡単にいえば撮影後の画像データを修正, 調整し、より理想の仕上がりに近づける技術です。撮影時の環境やカメラの設定だけでは再現しきれなかった色味や質感を補正したり、不要な要素を排除したりして、写真の持つ魅力を最大限に引き出すために行われる技術といえると思いますが、実は録音音源の世界でも必ずと言っていいほど行われています。<br />
<br />
実際の音源の例をお示しします。具体的には申しませんが或るライブレコーディングにおいて演奏は素晴らしい、ただ音源としては是非除去しておきたいノイズがあった場合の事例です。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/16/85/b0350085_03283629.jpg" alt="_b0350085_03283629.jpg" class="IMAGE_MID" height="267" width="500" /></center>これが元音源です。非常に響きの良いホールで録られたバッハの声楽曲で演奏中にステージ上で何かが落下して跳ね返っている音が混入しています。それも2回。非常に波高値が高いノイズで正直音楽どころではありません。<br />
<br />
<br />
厄介なのは音源がワンポイントマイク録音で、かつ残響時間が2000ms以上あるので落下時の反響成分もかなり含まれていること。残念ながら不要なノイズだけを完全に除去することは難しい状況です。<br />
<br />
それでもトランジェント成分 (極めて短く鋭い高エネルギーの過渡信号)だけは抑え込みたいと考えDAW (Digitai Audio Workstation)を使い、ピークをコンプレスしたり逆相成分を加えて残響成分を打ち消していきます。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/16/85/b0350085_03283625.jpg" alt="_b0350085_03283625.jpg" class="IMAGE_MID" height="267" width="500" /></center>作業イメージです。人間の耳は急峻な音量の変化に対して敏感ですので出来るだけ平坦化するのが基本的なやり方ですが、音楽は時々刻々動いていますので、静止画のようにきれいな部分をもってきて貼り付けるようなことは出来ません。<br />
<br />
マルチトラックであればもっと出来ることはありますが、今回のようなワンポイント録音では音楽成分はそのままで余分なノイズだけを完全に取り切ることは不可能でしたが、可能な限り対策したのが下のデータです。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/16/85/b0350085_03283656.jpg" alt="_b0350085_03283656.jpg" class="IMAGE_MID" height="267" width="500" /></center>最初の画像と比較いただくと差異が分かっていただけると思います。実際にbefore / afterを比較してみても落下音は依然残っていますが、マイクの直下で発生した (だろう)ノイズが、かなり遠くで聴こえる感じには修正できました。これ以上やろうとすれば、それは最早修正の域を超えてしまうでしょう。<br />
<br />
オーディオの世界には ”原音再生”という言葉が昔からあります。その原音の定義自体が曖昧ですが、私たちが聴いているCDやLPの音には必ず人の手が入っています。しかしそれは悪い意味でなく、リスナーに少しでも心地よく、そしてその音楽の魅力をより高いレベルで楽しんでいただくための愛情の発露のようなものです。<br />
<br />
以前ある方がオーディオショーの講演で ”悪い録音は悪く聴こえるのが正しいオーディオだ”的なことを仰っていましたが、私はそうは思いません。オーディオは演奏や録音のあら探しをする為のものでなく、文字通り ”音を楽しむ”ための環境であるべきです。<br />
<br />
真空管は余分な響きを足している...そういう人もいますが、現実にはハイエンドスタジオでは今でも真空管マイクや真空管マイクプリが普通に使われています。より自然でリアルな快楽的音楽体験のために、演る側も録る側も再生側も見えないところで協力した結果、私たちが日々聞いている音楽が出来上がっていくということですね。<br />
]]></description>
      <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
      <dc:creator>audiokaleidoscope</dc:creator>
      <pubDate>Sat, 16 May 2026 04:17:28 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-16T04:17:28+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>修理機台に学ぶ</title>
      <link>http://tubeaudio.exblog.jp/36471731/</link>
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      <description><![CDATA[おつかれさまです。今日はオーバーホールと修理案件の内容を共有させて頂きます。<br />
<br />
なんだ！お前修理ばっかじゃねえか！と思われるかもしれませんが、30年近く、合計85000台余りを市場に送り出している訳ですから、月に15～20件のご相談はあるものです。大切なのは改造案件でない限り、逃げも隠れもしないということだと考えています。<br />
<br />
公にはサポート終了を謳っている機種でも、実はパーツさえあれば多くの自社アンプは直せます。まだまだ現役で使っていくという意志を示していただいている限りベストを尽くすのはむしろ当然のこと。<br />
<br />
まずはSV-722 ver.C22から。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/85/b0350085_12165100.jpg" alt="_b0350085_12165100.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/85/b0350085_12160882.jpg" alt="_b0350085_12160882.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>C to C入手品ということで来歴不明ですが、前期仕様で恐らく20年以上前に当社で組立代行させて頂いた個体と思われます。<br />
<br />
お申し出事項は通電後のノイズとLED切れということでしたが、せっかくお預かりしたので電源部を最終仕様に更新するとともに、劣化部分の対処も含めた全体点検, 接点洗浄, 機構部の増し締め等、出来ることは全部やってお返しします。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/85/b0350085_12160830.jpg" alt="_b0350085_12160830.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>電源基板はヒーターバイアスをかけ、更にFETリップルフィルターによる超低域ノイズ追加対策を行いました。容量の下がったケミコンも交換しておきます。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/85/b0350085_12160903.jpg" alt="_b0350085_12160903.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>ヴォリューム, セレクター周りもアルコール洗浄したうえでネジの増し締めによる剛性アップ。20年前に時計を巻き戻せたのではないでしょうか。<br />
<br />
続いてはSV-284D / PSVANE WE845仕様です。使用中にノイズが出て煙が上がったというお申し出でした。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/85/b0350085_12160824.jpg" alt="_b0350085_12160824.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>実機の内部。最初ご連絡をいただいた時は845の暴走でパスコンがぶっ飛んだか、電源部の平滑コンデンサーが死んだかのいずれかと思っていたのですが、ぱっと見、大きなダメージはなさそうです。<br />
<br />
更に虫眼鏡で細部を調査していくと...<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/85/b0350085_12160838.jpg" alt="_b0350085_12160838.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>抵抗の変色を発見。これは高周波発振を防ぐためのグリッド・ストッパー抵抗で通常この場所にはほとんど電流が流れないのですが、抵抗が発煙したということは、本来流れるはずのない大電流がグリッドに流入したことを意味します。<br />
<br />
通常のロジックとしては845の内部で超高圧が掛かっているプレートが物理的, 熱的な変形 (熱膨張)を起こし、フラッシュオーバー (放電)によってグリッドと接触, スパークしたことを疑うのが通常です。グリッド・ストッパー抵抗がダメージを受けた代わりにFUSE代わりとなってアンプを保護したというストーリーになりますが、その場合はもっと抵抗の劣化が激しい筈。<br />
<br />
別のパターンとしては前段からDCがリークし、グリッドバイアスが揺さぶられてIpが振り切れたという可能性も無くはありませんが、SV-284Dでは橋本特注のインプットトランスがあり、一次 / 二次間の絶縁特性には異常がないことから、845由来と考えるのが真っ当な推論です。<br />
<br />
そこで別の機台 (SV-S1628D)で当該845を使って通電してみます。常時アイドリング電流を監視し、万一不安定な動作が発生すれば直ぐ電源をカットオフできるようにしておきましょう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/85/b0350085_12160978.jpg" alt="_b0350085_12160978.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>284Dと1628Dでは845の動作環境が異なりますが、固定バイアスのためむしろ検証は容易です。こういう時の為にデモ機を残しておかないといけませんね。<br />
<br />
しかし物事が推論通りに進まないのが、この仕事の常。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/85/b0350085_12160890.jpg" alt="_b0350085_12160890.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>かれこれ2時間、継続して通電しているのですが、845に不安定な挙動は見られません。波形的にも安定していますので、現時点で845に劣化による不良という推論を裏付けるファクトは取得出来ませんでした。<br />
<br />
これが真空管アンプの奥深く難解なところ。私のレベルでは直ちに正解を導き出すことが出来ていませんが、まず自らを呈してアンプを守ったグリッド抵抗に敬意を表しつつ交換し、念のため845も新しいものに置き換えてみて通電検査する他なさそうです。同時に容疑者の845にも継続的に取調室に入っていただいて対話を継続していくことにします。<br />
<br />
このパズル的な難しさ, 面白さ (といったらお客さんに叱られますが)によって知識やノウハウの積み重ねが出来、同じようなトラブルが発生した時の智慧となる...よい勉強の機会をいただいたと考えて真摯に継続確認していきたいと思います。<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
      <dc:creator>audiokaleidoscope</dc:creator>
      <pubDate>Thu, 14 May 2026 13:16:02 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-14T13:16:02+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>”売る”から ”護る (まもる)”へ</title>
      <link>http://tubeaudio.exblog.jp/36471251/</link>
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      <description><![CDATA[おつかれさまです。お客さんからいただいた写真です。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/13/85/b0350085_22514367.jpg" alt="_b0350085_22514367.jpg" class="IMAGE_MID" height="539" width="500" /></center>C to Cで求められたSV-722, SV-353の未組立キットを私どもで仕上げて納めたのが4月末。SV-353によって楽しみ方も大きく拡がったようです。<br />
以下メッセージです。<br />
<br />
<br />
まず353。機構部分の組み立てがきっちりとしていて、使っていてとても気持ちがいいです。また、リレーとダミーロードが入っているため、安心してパワーアンプを切り替えることが出来、おかげでパワーアンプ、プリアンプの組み合わせを比較することができました。<br />
 <br />
次に722。こちらも昔自作したものと比べものにならない完成度でスイッチ、セレクター類が気持ちよく作動し、触っていて「これはいいものだ・・・」感が伝わってきます。肝心な音質としては、音楽の芯を残しながら、ふわっと左右に広がるSV-310に比べ、若干メリハリがきいた筋肉質なイメージですね。（ゲインの違いのせいでしょうか・・・）真空管、コンデンサも「もうこれで充分。」と思えるほどの完成度です。<br />
<br />
<br />
もしSV-310を持っていなければこれで完成と思えるほどの名器だと改めて思いました。音の方向性はC22と310は近いタイプなのかなとも感じています。でも、使っていてわくわくするプリアンプです。722。(抜粋)<br />
<br />
<br />
<br />
組立のみでも修理でも、ちゃんとした状態で使いたいという気持ちは皆さん同じです。これから私どもは ”売る”から ”護る (まもる)”立場に変わっていく訳ですから、どんな案件でもしっかり取り組んでいかないといけませんね。<br />
<br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
      <dc:creator>audiokaleidoscope</dc:creator>
      <pubDate>Thu, 14 May 2026 00:15:11 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-14T00:15:11+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>スピーカー大特集</title>
      <link>http://tubeaudio.exblog.jp/36470277/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://tubeaudio.exblog.jp/36470277/</guid>
      <description><![CDATA[おつかれさまです。今月の認定中古は異例ともいえるスピーカー出品数となる見込みです。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_21535103.jpg" alt="_b0350085_21535103.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_21535185.jpg" alt="_b0350085_21535185.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>JBL 4312B MKII<br />
<br />
ウーハーの黄ばみ, センターキャップの凹み, 中高域アッテネーターのガリ等、マイナスポイントのない極上品です。<br />
<br />
30cmの大口径ウーファーから繰り出される厚みがあり乾いた低域は圧巻で、特にジャズやロックとの相性が抜群です。モニター譲りの解像度の高さと躍動感の同居したJBLならではのサウンドをお楽しみいただけます。視覚的にはヴィンテージJBLの系譜を感じるホワイトウーハーと漆黒のエンクロージャーの対比が美しく、インテリアとしても高い存在感を放ちます。<br />
<br />
全ユニットにチタン・アルニコを採用し旧モデルよりも高域の伸びが改善され、現代的なソースでもクリアに再生できる適応力を持っており、 93dB / 6Ωの高能率性から真空管アンプとの親和性の高さも特筆されます。一般的中古流通価格のマイナス5万円程度のプライスを予定しています。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_21535058.jpg" alt="_b0350085_21535058.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_21535031.jpg" alt="_b0350085_21535031.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>JBL Control 1 Pro<br />
<br />
JBL Control 1 Proは、1980年代から愛されているControl 1シリーズの機構をベースにプロユースを想定して改良が施された現行のプロ仕様モデルです。13㎝ウーハーの小型サイズでJBLサウンドをお楽しみください。スペック上は87dB / 4Ωというスペックながら、他のコンパクトサイズのスタジオモニターよりも従順で真空管アンプでも十分鳴らすことが出来ます。<br />
<br />
原音を忠実かつ明瞭に再現するフラットな周波数特性を誇り、強化されたネットワークにより高域から低域まで滑らかなつながりと安定したサウンドが魅力です。また強力な保護回路により、過大入力によるツイーターやウーファーの破損を防ぐタフな設計です。<br />
<br />
デスクトップサイズのJBLモニター。新品で3万円強のモデルですが、今回半額以下でのご提供を予定しています。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_21534919.jpg" alt="_b0350085_21534919.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_21535038.jpg" alt="_b0350085_21535038.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>Ballad Ba404 BK<br />
<br />
ALTEC LANSING国内最後の代理店であったバラッドがリリースしたオリジナルモデルで、4インチ (10cmフルレンジのフロントバスレフ形式のブックシェルフです。スピーカーユニットはALTEC CF404-8Aを搭載しています。<br />
<br />
音像定位が素晴らしく、音が前へと張り出してくるような純正ALTECサウンドを最小のサイズで楽しめるモデルでボーカルやジャズの楽器などの再生において数値上のスペックを超えた表現力を持っています。<br />
<br />
94dB / 8Ωという高能率さゆえ、小出力の真空管シングルアンプでも余裕を持って鳴らすことができます。またヴィンテージALTECの系譜を引き継ぐ12mm厚の米松合板製エンクロージャーを採用しており、自然な響きの良さも特筆されます。<br />
<br />
<br />
過去数回入荷したモデルではありますが、今回出品させていただくのは非常に少数なブラックモデルで、ユニット含め希少性の面でも魅力があります。一般中古店では6万円～9万円弱程度で販売されていますが、今回税込4万円台でのご提供を予定しています。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_21535012.jpg" alt="_b0350085_21535012.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_21535003.jpg" alt="_b0350085_21535003.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>ALTEC LANSING CF404-8A (連番ペア)<br />
<br />
上記Ba404搭載ユニットであるALTEC CF404-8Aをユニット単品でも出品します。入荷時のご案内では完全新品と告知しましたが、詳細に確認したところガスケットに穿孔が確認されたため、新古品と訂正させて頂きますが、実質ほぼ新品と申し上げて差し支えないクオリティです。<br />
<br />
CF404-8AはCF204-8Aの上位モデルで、ALTECサウンドを継承しつつも過度にハイ上がりにならない中庸な鳴りっぷりが魅力です。 94dB / 8Ωの高能率で1～2Wの出力で十分な音量が得られ、自作スピーカー初心者でも比較的良い音を鳴らしやすいユニットでもあります。また劣化の少ないクロスエッジ (布製エッジ)で長期間の使用に耐える仕様となっています。<br />
<br />
ALTECブランド消滅後、ユニット単体でペア4万円以上で流通した時期もあったユニットですが、今回税込1万円台でのご提供を予定しています。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_21535131.jpg" alt="_b0350085_21535131.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_21535159.jpg" alt="_b0350085_21535159.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>ALTEC LANSING CD408-8A (連番ペア)<br />
<br />
続いては8インチ (20㎝)の同軸2Wayスピーカーユニット、CD408-8A (連番ペア, 完全新品)を出品予定です。名器ALTEC 409Bの末裔ともいえるユニットでCD308-8Aの上位モデルです。<br />
<br />
98dB / 8Ωという極めて高能率なユニットで、元々はシーリング (天井埋込み)用途の業務用ユニットですのでヘビーデューティな構造とともにバックロードやバスレフなど種々のエンクロージャー形式とマッチします。ワイドサービスエリア (広大な指向性)と同軸ならではの定位の良さが両立しており癖の無い使い易さが最大の魅力です。<br />
<br />
現在、市場に未使用品が流通することは稀で、かなり高価格化しておりますが、今回税込2万円台前半でのご提供を予定しております。<br />
<br />
気になる御開帳日ですが、23日 (土曜)20時アップを目指して整備を進めております。どうぞお楽しみになさって下さい。<br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
      <dc:creator>audiokaleidoscope</dc:creator>
      <pubDate>Tue, 12 May 2026 23:54:49 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-12T23:54:49+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>真空管とカップリング、どっちを換える？</title>
      <link>http://tubeaudio.exblog.jp/36469395/</link>
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      <description><![CDATA[おつかれさまです。今日は組立代行品の出荷検査と認定中古整備のパラレル稼働。昨日の遅れを取り戻すべく頑張りました。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_02241337.jpg" alt="_b0350085_02241337.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>TU-8900 / 梅セット (組立代行品)<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_02241391.jpg" alt="_b0350085_02241391.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>TU-8550 / 梅セット + Arizona Cap.仕様 (組立代行品)<br />
<br />
冒頭のTU-8900についてはArizonaに後変できる？とお問い合わせ頂いています。今日の2件は別のお客さんからのオーダーなのですが、偶々真空管はデフォルト, カップリングをアップグレードというパターンで共通の考え方でした。<br />
<br />
<br />
タマは後からでも換えられるけど、本体に手を入れるのは大変...という考え方には一定の合理性があります。一番良いのは両方換えて、最終特性まで完全に追い込んだ状態で納品させていただくことですが、松竹梅パターン以外でも ”こういうカスタマイズは出来るか？”というお問い合わせあればお気軽にご連絡下さい。<br />
<br />
そして今月出品を予定しているSV-192S Specialの整備が完了しました。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_02241319.jpg" alt="_b0350085_02241319.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>SV-192S Special / Brimar 12AU7, ASC Cap.仕様<br />
<br />
真空管を選別していくなかで静特性だけでなく音色も192Sにたいへんマッチしているペアが見つかったので、特性を追い込みつつエージングも完了したところです。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_02241280.jpg" alt="_b0350085_02241280.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>カップリングは製造完了となったASC X335。採用のきっかけは年始の不正改造品の修復だったのですが、純正コンデンサーが特注品だったため、ためしにASCに替えたら非常にハイスピードな音に変化して良好だったため、今回もトライさせていただきました。なお完成品の改造は自己責任になりますので、追試時は十分ご注意下さい。<br />
<br />
実は今回、前回のモディファイ時とはカップリング容量を変えてみました。まずパーツレベルで下2桁まで容量一致するものを選別して実装、そして測定で最終特性を追い込んで完了となりました。<br />
<br />
この192Sは真空管, カップリングのダブルグレードアップで税込10万以内でご提供できればと思っています。個人的にもお奨めの一台になりそうです。]]></description>
      <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
      <dc:creator>audiokaleidoscope</dc:creator>
      <pubDate>Tue, 12 May 2026 03:24:01 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-12T03:24:01+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>剛 (ごう)の音</title>
      <link>http://tubeaudio.exblog.jp/36468470/</link>
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      <description><![CDATA[おつかれさまです。今日は家の太陽光パネル増設に思いのほか時間がかかって、会社に行けたのは夕方になってからでした。アンプの整備は明日以降にして今日はスピーカーユニットの確認を行うことにしました。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/85/b0350085_00421446.jpg" alt="_b0350085_00421446.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>ALTEC LANSING CF404-8A (10㎝フルレンジ：未使用品)<br />
<br />
<br />
公共施設のシーリング (天井埋込み)用途に設計された4インチ (10㎝)口径のフルレンジで、姉妹モデルCF204-8Aの上位モデルです。オーディオファンの間では小型フルレンジの名器として知られています。<br />
<br />
<br />
明るく張りのある音色が特徴で特にボーカル帯域の表現力に定評があります。10cmサイズとしては異例の94dB (W/m)という高能率を誇り、定格32W / 最大128Wという高い耐久性も備えています。<br />
<br />
<br />
周波数特性は130Hz 〜14,000Hz (±5dB) と数値上は控えめですが、聴感上は明瞭で曇りのない音質です。また布製エッジを採用しており、ウレタンエッジのような経年劣化の心配が少ない点も大きな特徴でしょう。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/85/b0350085_00421442.jpg" alt="_b0350085_00421442.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>ALTEC LANSING CD408-8A (20㎝フルレンジ：未使用品)<br />
<br />
<br />
先月もご紹介したALTEC LANSING CD408-8Aですが今回はユニット単体です。ALTEC Duplexテクノロジーを採用し、クラブやレストラン、パフォーマンスや交通機関の会場など、高出力, 高忠実度のパフォーマンスを必要とするすべての用途に最適です。<br />
<br />
<br />
8インチ／200mmの特殊耐湿性コーン型ウーファー, 耐熱性ボイスコイルを備えた広指向性コーン型トゥイーター, 耐腐食性スピーカーフレームで構成され、2.5kHzの一次 (-6dB /oct.)クロスオーバーにより、スムーズでフラットなレスポンスを実現しています。姉妹モデルCD308-8Aの上位モデルです。<br />
<br />
<br />
詳細な画像は改めてアップしますが、このタイミングでCF404, CD408の未使用品をご案内できるとは思っていませんでした。現代オーディオが失いかけている ”剛の音”をぜひ味わっていただきたいと思います。<br />
]]></description>
      <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
      <dc:creator>audiokaleidoscope</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 11 May 2026 05:23:09 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-11T05:23:09+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>価格に関係なく</title>
      <link>http://tubeaudio.exblog.jp/36467680/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://tubeaudio.exblog.jp/36467680/</guid>
      <description><![CDATA[おつかれさまです。今日は認定中古の集中整備。非稼働日は工数がかかりそうな案件に集中的に取り組むチャンスです。<br />
<br />
製品の整備工数は製品の状態に依存する訳で、3万円のアンプでも何十万のアンプでも内容は基本変わりません。今日は3台着手して、いずれもやり甲斐のあるお相手ばかりでしたが見違えるほどの状態に再生できました。きっと売り主さんも喜んで下さると思います。<br />
<br />
今日写真を撮ったのは樽アンプ (WS-350B)。電気的云々以前の問題として着色汚れと埃がすごかったので、外せるところはすべて外して無水アルコールで清掃をしていきます。同時に除菌もできるので一石二鳥です。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/85/b0350085_00421316.jpg" alt="_b0350085_00421316.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>ご覧の通りピカピカになりました。同時に機構系の増し締めをしておきます。セレクター, ヴォリュームの内部洗浄, ソケットの接点研磨, ハンダ箇所の手直しを実施しました。自分で言うのもおかしいですが別物のクオリティになったと思います。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/85/b0350085_00421416.jpg" alt="_b0350085_00421416.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>電源部の電解コンデンサーを交換し、整備が終わったあとの通電確認と測定。バイアス電圧も完璧に追い込んでいきます。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/85/b0350085_01270706.jpg" alt="_b0350085_01270706.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>測定は数値だけでなく目視と聴感も併せて行っていきます。最大出力は10W強 / 8Ωで350Bシングルとしては十分すぎるスペックです。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/85/b0350085_01270710.jpg" alt="_b0350085_01270710.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>矩形波もリンギング, オーバーシュートなく安定しています。これなら大丈夫ですね。総合特性を貼っておきますので併せてご覧ください。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/85/b0350085_01105133.jpg" alt="_b0350085_01105133.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>完成。Tung Sol 6SN7GTB, Golden Dragon 350B仕様で税込3万円台でご提供予定です。明日も新たな課題に取り組んでいきます。<br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
      <dc:creator>audiokaleidoscope</dc:creator>
      <pubDate>Sun, 10 May 2026 03:02:23 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-10T03:02:23+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>来るもの拒まず</title>
      <link>http://tubeaudio.exblog.jp/36466738/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://tubeaudio.exblog.jp/36466738/</guid>
      <description><![CDATA[おつかれさまです。今日はC to Cサポート2件。本来整備済であるべき中古品だけでなく、オークション等で入手された品物に関するご相談がこの1,2年でずいぶん増えました。<br />
<br />
まずは未組立品で購入されたSV-miniOTL + オートフォーマーのセットです。最初期ロット (2009年式)ですので17年寝ていたという訳ですね。経緯はどうあれ、このタイミングで陽の目を見る機会をいただけたというのは有難いことです。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/09/85/b0350085_01225148.jpg" alt="_b0350085_01225148.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>単体で1.6W強。オートフォーマー接続で8W弱。この頃、個人的にOTLアンプに興味をもって企画した製品で、当時業界内でOTLのキットは皆無でしたので驚くほど売れた機種です。ひょっとしたら他にも眠っている機台があるのかもしれません。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/09/85/b0350085_01225093.jpg" alt="_b0350085_01225093.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>OTLアンプのハードルの高さは組立後の調整にあるかもしれません。調整中の写真を撮り忘れましたが、mVオーダーが監視できるデジタルテスターが2台あると便利です。アイドリング電流, 中点電圧の調整と±B電圧の確認が必要なのですが、厄介なのが一箇所上げると逆側が下がるようなシーソーの関係でテスター1台だと堂々巡りになって時間がかかるのです。<br />
<br />
当時はまだ自作マインドを持っておられる方が結構おられたので組立や調整自体を楽しむムードもあったのですが、今ではなかなか通用しないのかもしれませんね。面倒と感じるか、データが安定してくる過程を嬉しいと思うかは大きな違いです。いくらAIが進化しても手を動かさないと出来ないことは少なくありません。<br />
<br />
続いても中古市場で入手されたというSV-6 (フォノEQ)です。事前の連絡では不動品ということでメインテナンスのご依頼でした。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/09/85/b0350085_01225061.jpg" alt="_b0350085_01225061.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>外観もきれいで内部も美しく配線されています。来歴不明なので詳細は分かりませんが或いは組立代行品なのかもしれません。結果的には単純な真空管とソケットの接触上の問題で他に不具合はありませんでした。<br />
<br />
自分で組んだものはある程度中身について理解があるので、おかしいぞ...となっても中を触れるのですが、完成品で買ったものはブラックボックスで不具合が起きてもお手上げということになったのかもしれません。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/09/85/b0350085_01225120.jpg" alt="_b0350085_01225120.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>ソケットをアルコール洗浄して測定した結果、左右ゲインに0.5dB程度の差異が認められたので、手持ちの12AX7からバッチリ一致するよう再選別を実施しました。たぶん耳で聴いても分からない程度の差異ですが、せっかくお預かりしたので出来るだけ良い状態でお返しするのも大切な務めです。<br />
<br />
そういえば休み明けに懇意にしている同業者さんから電話がありました。今日のような二次流通品でトラブルが起こっているという相談でした。私どもではほとんど経験がありませんが、例えばオークションで製品を買った、その製品に何らかの問題があって、仮にその製品が保証期間内であった場合、メーカーが負うべき責任範囲はどこまでなのか、これは非常に微妙でケースバイケースです。<br />
<br />
買った側からすれば品質不良で保証期間内なのだから無償修理あるいは新品交換しろという主張なのでしょうが、売った側からすれば誰がどう使ってきたか分からず、真空管もデフォルトでない機器の保証義務はない...こんな行き違いが少なからず起こっているようです。<br />
<br />
昨今この業界でもホームページにカスハラ対応云々を謳う販売店やメーカーが増えています。それだけ過度な要求や権利主張が増えているのかもしれません。私どもでも境界ギリギリの案件がないとは言いませんが、改造品以外は基本拒否はせず、出来ることをするというスタンスでやってきました。そのうえで無理なことは無理と正直にお伝えすれば大きなトラブルになることはありません。<br />
<br />
いまの世の中を不寛容社会と呼ぶ人がいますが、趣味の世界は売る方も買う方も好きで繋がっている訳ですから、そういう言葉とは無縁でありたいものですね。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
      <dc:creator>audiokaleidoscope</dc:creator>
      <pubDate>Sat, 09 May 2026 03:03:47 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-09T03:03:47+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>敢えてデフォルトで</title>
      <link>http://tubeaudio.exblog.jp/36465807/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://tubeaudio.exblog.jp/36465807/</guid>
      <description><![CDATA[おつかれさまです。今日も修理, 査定, 組立代行品整備のパラレル稼働で中身の濃い一日でした。認定中古の整備も少しづつですが進行しています。今月も充実した内容となりそうです。<br />
<br />
今日仕上がったのは、いずれもパワーアンプ。先月から取り掛かっていたSV-S1616D / Prime 300B ver.5仕様とSV-P1616D / Gold Lion KT88仕様です。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/85/b0350085_21554384.jpg" alt="_b0350085_21554384.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/85/b0350085_21554486.jpg" alt="_b0350085_21554486.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>このS1616Dは電圧増幅段がGolden Dragon, カップリングは標準仕様で入荷しました。いままでの考え方としては真空管のアップグレード, カップリングのArizona化がパッと浮かぶ訳ですが、今回は敢えてデフォルトの状態で整備させていただいて、お客さんのニーズあれば後変で対応、という形を採ってみようと思います。やはり買い易さも重要ですからね。<br />
<br />
この個体は出力トランスを2個とも交換するなど、かなり細かなメインテナンスを実施して整備後のデータも上々です。音的にもPrime 300B ver.5の300Bらしさがよく出ていて個人的にも満足しています。<br />
<br />
もう一台のSV-P1616Dもデフォルト状態をキープした状態での出品です。予備検査時のデータが良好であったこともあり大きく仕様変更せず、整備による信頼性向上に留めることとしました。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/85/b0350085_02323749.jpg" alt="_b0350085_02323749.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/85/b0350085_02323764.jpg" alt="_b0350085_02323764.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>このP1616Dは電圧増幅段の4本がJJ, カップリングは標準, 出力管はGold Lionという内容で、当時ずっと300Bシングルが販売一位だった私どもで初めて多極管ppが販売数トップになった、まさにその仕様での再販を予定しています。<br />
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オリジナルユーザーさんの組立技術に助けられた部分もありますが、大幅な修正も不要であったこと、予備検査の結果がたいへん良好であったことも踏まえ、この個体もオリジナル重視でいくことにしました。整備後のデータを貼っておきますが非常に優秀な特性が得られています。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/08/85/b0350085_05065970.jpg" alt="_b0350085_05065970.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><br />
最近は中古市場、特にC to Cで定価を上回るプライスで私どもの製品が売買されているというお話をよく伺います。なかには状態のよくない製品も含まれているようで、結局私どもで再整備して結局かなり大きな出費となってしまうケースもあるようです。<br />
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今月の認定中古は、その価格高騰に一石を投じる意味も含め頑張ってみようと思っています。偶々ですが未組立キットも複数入荷してきており、通常であれば職人さんに組んでいただいて出品するのですが、今月は未組立のまま、ご希望で組立サービスオプションという販売方法もあるのかな、と思っているところです。今月の結果を踏まえ、今後どのように進むべきか見極めていきたいと考えています。<br />
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]]></description>
      <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
      <dc:creator>audiokaleidoscope</dc:creator>
      <pubDate>Fri, 08 May 2026 05:19:26 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-08T05:19:26+09:00</dc:date>
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      <title>高gm球の差し替え</title>
      <link>http://tubeaudio.exblog.jp/36464645/</link>
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      <description><![CDATA[おつかれさまです。明日から通常稼働となるタイミングで今回のGWを振り返ってみると、事前の見込み以上に案件完了できて個人的にはたいへん満足です。とはいえ通常よりも納期をいただいている状況であることは変わりないので、一日も早く平常化に努めたいと思っています。<br />
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今日はアドバンスPRA-1 (プリアンプ)の後変事例についてレポートします。デフォルトのロシア球からTesla E88CC Red Top / Sword Symbolへのアップグレードを実施しました。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/85/b0350085_02323772.jpg" alt="_b0350085_02323772.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/85/b0350085_02323750.jpg" alt="_b0350085_02323750.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>いまや皆さんにとって真空管の交換は日常茶飯事で何の抵抗もないと思いますが、差し替えにあたって注意が必要な真空管もあるということを理解する必要があります。今回のECC88系はその一つです。<br />
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ここで一つの図表を提示します。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/85/b0350085_03431112.jpg" alt="_b0350085_03431112.jpg" class="IMAGE_MID" height="273" width="500" /></center>真空管の三定数 (μ, gm, rp)という指標についてご存じの方も多いと思います。<br />
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μ：電圧増幅能力<br />
gm：入力電圧→出力電流の変換効率<br />
rp：内部抵抗<br />
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といえる訳ですが、混同されがちなのがμとgmではないでしょうか。<br />
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μ（増幅率）→ 電圧増幅能力の指標（大きいほど増幅しやすい）<br />
gm（相互コンダクタンス）→ 信号変換効率（大きいほどドライブ能力が高い）<br />
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上の図表で注目すべきは12AX7とECC88です。12AX7はμは高いがgmは低い→大きく増幅するがドライブ力は低い, ECC88はμは中程度だがgmが高い→負荷に対するドライブ力が高いといえます。<br />
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Gmが高いと小さなグリッド電圧変化によって大きなプレート電流変化が起きる訳で、PRA-1では真空管の個体差によって総合特性に影響を与えることから、選別はかなりシビアです。<br />
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仮に市場でペア選別済と謳われている真空管でも不見転で差し替えることで逆に特性が悪化しているパターンをたくさん見てきました。そのシビアさは実機での動作条件によっても変化しますので、設計的な理解なく安易な差し替えはリスクを伴うということも理解しておく必要があります。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/85/b0350085_02323799.jpg" alt="_b0350085_02323799.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>時間はかかりましたがこのような結果となりました。入力386mV, 出力778mV=ゲイン約6dBと理論値通りで左右ゲイン差も0.1dB未満となりました。残留ノイズ的にも10kΩ負荷でL/Rとも0.05mVと超優秀です。<br />
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オーディオは感覚的なものですから聴いて良ければOK的な側面もありますが、背景に設計的な裏付けがあることも理解する必要があります。他方、静特性を突き詰めたからといって良い音になることもないところがオーディオの深く面白いところです。<br />
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皆さんが留意すべきは自分のアンプが正しく動作しているかどうかということ。車に車検があるように、アンプも数年に一度は健康診断する方がいいかもしれません。結果的に問題なしであったことを知るだけでも大きな意味があります。<br />
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]]></description>
      <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
      <dc:creator>audiokaleidoscope</dc:creator>
      <pubDate>Thu, 07 May 2026 04:49:50 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-07T04:49:50+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>現場主義</title>
      <link>http://tubeaudio.exblog.jp/36463540/</link>
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      <description><![CDATA[おつかれさまです。今日は入荷品の査定, 職人さんから戻ってきた修理品の追認等、GWの総仕上げ的な一日になりました。<br />
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昨日運送業者さんが配達に来た時、”センターに荷物がたくさん溜まってますので5日にもってきます”と伺っていたのですが、今日来なかったところをみると相当物流も増えてきているのかもしれません。今晩から注文件数も急に増えてきていますし。皆さんも気分的には再始動モードになってきているようですね。<br />
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今日はまず先週富山でお預かりした品物の集中検査。昨日のSV-501SEもそうですが、どれだけ手を入れるかで製品の価値は大きく変わってきます。外観で査定価格が大きく変わることはありませんが、パッと見て売主さんがどれだけ大切に使って下さっていたかは直ぐに分かるものです。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/05/85/b0350085_18055997.jpg" alt="_b0350085_18055997.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>今日ずっと鳴らしていたJBL 4312Bは、よくあるコーン紙の着色汚れ, サランネットの傷みもなく大変好感を持ちました。もし中古屋さんで見かけたら自分でも触手が動きそうな上物です。<br />
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スピーカーで最も敬遠されるのは振動系の傷み、サランネットの破れや剥がれ等ですが、そういう場合でも懇意にしている専門業者で修復が可能ですので面倒がらずに手を入れてあげることが大切です。当社のお客さんは鳴ればOKではなく、キッチリ整備された品物を適価で求めたいという方が大半ですので、時間が掛かっても一台づつしっかり仕上げていきたいと思っているところです。<br />
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製品メンテ関係ではVP-3000SEの完了検査でかなりの時間を費やしました。職人さんによる一次対処を経て社内での二次検査そして測定, エージングを踏まえ報告書と記録写真を提出して完了となる訳で、エージングを含めると合計60時間程度は掛かっているのではないでしょうか。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/05/85/b0350085_18060075.jpg" alt="_b0350085_18060075.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/05/85/b0350085_18074130.jpg" alt="_b0350085_18074130.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>VP-3000SE 組立代行,セカンドユーザー品<br />
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製品シリアルナンバー, 基板のロット番号から2007年式で、カップリングコンデンサーが東一オイルコンに換えられている以外はフルオリジナルの美品です。<br />
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この個体、真空管が添付しない状態でお預かりしたので不具合の正確な把握が出来なかったのですが、動作中にRchの音が途切れるというお申し出でした。信頼する古参の職人さんに状況を伝えて託したのですが、回路的な異常なくパーツもOK、唯一いえるのは入力1のLchのRCAジャックが緩んで回る状態で、状況によっては芯線が捩れて金属疲労を起こしている可能性ありということで対処してもらったのですが、お客さんのお申し出はRch側。結局結論出ずでした。<br />
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真空管を疑いたくなりますが、お客さんによれば左右入れ替えても状況変わらずということで再現性の確認が出来ません。今日一日、標準球で連続通電しつつ測定器の挙動をウォッチしていたのですが、一度も不具合が出なかったので一旦標準球をつけた状態でお返しして、そのうえで不具合が出るかどうかを再検証したいただくこととしたいと思います。<br />
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修理は本当に一台一様。今回のように時間とコストをかけても問題点の共有ができない場合もあります。製品というのは基本組みあがった直後 (=新品)の状態がピークで、どんなものでも少しづつ確実に劣化していくことは避けられません。車でもオーディオでも新品だけなく中古市場が存在する現実のなかで、その劣化を可能な限り抑え、適切なリカバリーにとって時計を巻き戻し、来た時よりもどれだけ良い状態にしてお返しするかが腕の見せ所です。<br />
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「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ」なんて映画が以前ありましたが、今回のお休みも数多くの製品と対話し、いろいろ勉強させていただきました。今日のVP-3000SEでは明示的な結果をアウトプット出来ませんでしたが、その積み重ねこそが次の大きな底力に繋がっていくのだと信じたいと思います。<br />
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      <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
      <dc:creator>audiokaleidoscope</dc:creator>
      <pubDate>Wed, 06 May 2026 00:59:05 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-06T00:59:05+09:00</dc:date>
    </item>
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      <title>春のお手入れ 2026年版</title>
      <link>http://tubeaudio.exblog.jp/36462583/</link>
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      <description><![CDATA[おつかれさまです。そろそろ再始動の準備に入ろうと思います。現在お預かりしている査定中の製品も休み中にチェックを完了し、会社が動き始めたら直ぐに整備に入らないと間に合わないので、今のうちに出来ることを進めていきます。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/04/85/b0350085_21405684.jpg" alt="_b0350085_21405684.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>SV-8800SEの両脇で存在感を発揮している漆黒のブックシェルフスピーカーは4年ぶり, 2度目の入荷となるALTEC LANSING Ba404です。<br />
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ALTEC LANSINGの製品群のなかには日本で企画されたものが数多くあります。例えば皆さんよくご存じのDIGは当時の輸入元であったエレクトリが企画し大ヒットとなりました。開発者は後にオーディオ評論家として活躍された篠田寛一さんです。<br />
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実はこのBa404もそんな日本発のシステム。ALTEC LANSING最後の輸入代理店であったバラッドによって企画されたモデルです。当時製品にはCF204-8Aを搭載したBa204とCF404-8Aを搭載したBa404の二種類があり、今回出品するのは上位モデルのBa404です。仕上げは米松生地仕上げと黒塗装の2種類がありました。<br />
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今日8時間ほど鳴らしてみましたが10㎝フルレンジらしい中域的な闊達さを感じる鳴りっぷりの良さとモニターライクな色付けのなさの両方を感じています。<br />
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続いてはSV-501SE / EH300B, Jensen銅箔仕様 (キット組立品中古)です。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/04/85/b0350085_21405698.jpg" alt="_b0350085_21405698.jpg" class="IMAGE_MID" height="361" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/04/85/b0350085_21405657.jpg" alt="_b0350085_21405657.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>写真は着手前の状態です。内部は組立代行品並みの仕上がりですが、外観的には着色と埃の堆積が進行しています。ツマミ, ターミナル, トランスカバーなどを取り外したうえで無水アルコールで徹底的にクリーニングを行い、接点洗浄も実施しています。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/05/85/b0350085_04593982.jpg" alt="_b0350085_04593982.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>この通りピッカピカ。私も...という方は下のエントリーを再読して下さい。<br />
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外観も重要な品質の一部。気持ちよく使っていただくため、内部はもちろん見た目もきれいにしてお届けできればと思っています。<br />
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]]></description>
      <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
      <dc:creator>audiokaleidoscope</dc:creator>
      <pubDate>Tue, 05 May 2026 05:18:42 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-05T05:18:42+09:00</dc:date>
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