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  <title>オーディオ万華鏡(SUNVALLEY audio公式ブログ)</title>
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  <modified>2026-05-14T23:59:38+09:00</modified>
  <author><name>audiokaleidoscope</name></author>
  <tabline>SUNVALLEY audio公式ブログです。新製品情報,イベント情報などの新着情報のほか、真空管オーディオ愛好家の皆様に向けた耳寄り情報を発信して参ります。</tabline>
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    <title>修理機台に学ぶ</title>
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    <issued>2026-05-14T23:59:00+09:00</issued>
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    <author><name>audiokaleidoscope</name></author>
    <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[おつかれさまです。今日はオーバーホールと修理案件の内容を共有させて頂きます。<br />
<br />
なんだ！お前修理ばっかじゃねえか！と思われるかもしれませんが、30年近く、合計85000台余りを市場に送り出している訳ですから、月に15～20件のご相談はあるものです。大切なのは改造案件でない限り、逃げも隠れもしないということだと考えています。<br />
<br />
公にはサポート終了を謳っている機種でも、実はパーツさえあれば多くの自社アンプは直せます。まだまだ現役で使っていくという意志を示していただいている限りベストを尽くすのはむしろ当然のこと。<br />
<br />
まずはSV-722 ver.C22から。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/85/b0350085_12165100.jpg" alt="_b0350085_12165100.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/85/b0350085_12160882.jpg" alt="_b0350085_12160882.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>C to C入手品ということで来歴不明ですが、前期仕様で恐らく20年以上前に当社で組立代行させて頂いた個体と思われます。<br />
<br />
お申し出事項は通電後のノイズとLED切れということでしたが、せっかくお預かりしたので電源部を最終仕様に更新するとともに、劣化部分の対処も含めた全体点検, 接点洗浄, 機構部の増し締め等、出来ることは全部やってお返しします。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/85/b0350085_12160830.jpg" alt="_b0350085_12160830.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>電源基板はヒーターバイアスをかけ、更にFETリップルフィルターによる超低域ノイズ追加対策を行いました。容量の下がったケミコンも交換しておきます。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/85/b0350085_12160903.jpg" alt="_b0350085_12160903.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>ヴォリューム, セレクター周りもアルコール洗浄したうえでネジの増し締めによる剛性アップ。20年前に時計を巻き戻せたのではないでしょうか。<br />
<br />
続いてはSV-284D / PSVANE WE845仕様です。使用中にノイズが出て煙が上がったというお申し出でした。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/85/b0350085_12160824.jpg" alt="_b0350085_12160824.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>実機の内部。最初ご連絡をいただいた時は845の暴走でパスコンがぶっ飛んだか、電源部の平滑コンデンサーが死んだかのいずれかと思っていたのですが、ぱっと見、大きなダメージはなさそうです。<br />
<br />
更に虫眼鏡で細部を調査していくと...<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/85/b0350085_12160838.jpg" alt="_b0350085_12160838.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>抵抗の変色を発見。これは高周波発振を防ぐためのグリッド・ストッパー抵抗で通常この場所にはほとんど電流が流れないのですが、抵抗が発煙したということは、本来流れるはずのない大電流がグリッドに流入したことを意味します。<br />
<br />
通常のロジックとしては845の内部で超高圧が掛かっているプレートが物理的, 熱的な変形 (熱膨張)を起こし、フラッシュオーバー (放電)によってグリッドと接触, スパークしたことを疑うのが通常です。グリッド・ストッパー抵抗がダメージを受けた代わりにFUSE代わりとなってアンプを保護したというストーリーになりますが、その場合はもっと抵抗の劣化が激しい筈。<br />
<br />
別のパターンとしては前段からDCがリークし、グリッドバイアスが揺さぶられてIpが振り切れたという可能性も無くはありませんが、SV-284Dでは橋本特注のインプットトランスがあり、一次 / 二次間の絶縁特性には異常がないことから、845由来と考えるのが真っ当な推論です。<br />
<br />
そこで別の機台 (SV-S1628D)で当該845を使って通電してみます。常時アイドリング電流を監視し、万一不安定な動作が発生すれば直ぐ電源をカットオフできるようにしておきましょう。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/85/b0350085_12160978.jpg" alt="_b0350085_12160978.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>284Dと1628Dでは845の動作環境が異なりますが、固定バイアスのためむしろ検証は容易です。こういう時の為にデモ機を残しておかないといけませんね。<br />
<br />
しかし物事が推論通りに進まないのが、この仕事の常。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/85/b0350085_12160890.jpg" alt="_b0350085_12160890.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>かれこれ2時間、継続して通電しているのですが、845に不安定な挙動は見られません。波形的にも安定していますので、現時点で845に劣化による不良という推論を裏付けるファクトは取得出来ませんでした。<br />
<br />
これが真空管アンプの奥深く難解なところ。私のレベルでは直ちに正解を導き出すことが出来ていませんが、まず自らを呈してアンプを守ったグリッド抵抗に敬意を表しつつ交換し、念のため845も新しいものに置き換えてみて通電検査する他なさそうです。同時に容疑者の845にも継続的に取調室に入っていただいて対話を継続していくことにします。<br />
<br />
このパズル的な難しさ, 面白さ (といったらお客さんに叱られますが)によって知識やノウハウの積み重ねが出来、同じようなトラブルが発生した時の智慧となる...よい勉強の機会をいただいたと考えて真摯に継続確認していきたいと思います。<br />
<br />
]]></content>
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    <title>”売る”から ”護る (まもる)”へ</title>
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    <issued>2026-05-13T23:59:00+09:00</issued>
    <modified>2026-05-14T00:15:11+09:00</modified>
    <created>2026-05-14T00:15:11+09:00</created>
    <author><name>audiokaleidoscope</name></author>
    <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[おつかれさまです。お客さんからいただいた写真です。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/13/85/b0350085_22514367.jpg" alt="_b0350085_22514367.jpg" class="IMAGE_MID" height="539" width="500" /></center>C to Cで求められたSV-722, SV-353の未組立キットを私どもで仕上げて納めたのが4月末。SV-353によって楽しみ方も大きく拡がったようです。<br />
以下メッセージです。<br />
<br />
<br />
まず353。機構部分の組み立てがきっちりとしていて、使っていてとても気持ちがいいです。また、リレーとダミーロードが入っているため、安心してパワーアンプを切り替えることが出来、おかげでパワーアンプ、プリアンプの組み合わせを比較することができました。<br />
 <br />
次に722。こちらも昔自作したものと比べものにならない完成度でスイッチ、セレクター類が気持ちよく作動し、触っていて「これはいいものだ・・・」感が伝わってきます。肝心な音質としては、音楽の芯を残しながら、ふわっと左右に広がるSV-310に比べ、若干メリハリがきいた筋肉質なイメージですね。（ゲインの違いのせいでしょうか・・・）真空管、コンデンサも「もうこれで充分。」と思えるほどの完成度です。<br />
<br />
<br />
もしSV-310を持っていなければこれで完成と思えるほどの名器だと改めて思いました。音の方向性はC22と310は近いタイプなのかなとも感じています。でも、使っていてわくわくするプリアンプです。722。(抜粋)<br />
<br />
<br />
<br />
組立のみでも修理でも、ちゃんとした状態で使いたいという気持ちは皆さん同じです。これから私どもは ”売る”から ”護る (まもる)”立場に変わっていく訳ですから、どんな案件でもしっかり取り組んでいかないといけませんね。<br />
<br />
<br />
<br />
]]></content>
  </entry>
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    <title>スピーカー大特集</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://tubeaudio.exblog.jp/36470277/" />
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    <issued>2026-05-12T23:54:00+09:00</issued>
    <modified>2026-05-13T00:16:47+09:00</modified>
    <created>2026-05-12T23:54:49+09:00</created>
    <author><name>audiokaleidoscope</name></author>
    <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[おつかれさまです。今月の認定中古は異例ともいえるスピーカー出品数となる見込みです。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_21535103.jpg" alt="_b0350085_21535103.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_21535185.jpg" alt="_b0350085_21535185.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>JBL 4312B MKII<br />
<br />
ウーハーの黄ばみ, センターキャップの凹み, 中高域アッテネーターのガリ等、マイナスポイントのない極上品です。<br />
<br />
30cmの大口径ウーファーから繰り出される厚みがあり乾いた低域は圧巻で、特にジャズやロックとの相性が抜群です。モニター譲りの解像度の高さと躍動感の同居したJBLならではのサウンドをお楽しみいただけます。視覚的にはヴィンテージJBLの系譜を感じるホワイトウーハーと漆黒のエンクロージャーの対比が美しく、インテリアとしても高い存在感を放ちます。<br />
<br />
全ユニットにチタン・アルニコを採用し旧モデルよりも高域の伸びが改善され、現代的なソースでもクリアに再生できる適応力を持っており、 93dB / 6Ωの高能率性から真空管アンプとの親和性の高さも特筆されます。一般的中古流通価格のマイナス5万円程度のプライスを予定しています。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_21535058.jpg" alt="_b0350085_21535058.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_21535031.jpg" alt="_b0350085_21535031.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>JBL Control 1 Pro<br />
<br />
JBL Control 1 Proは、1980年代から愛されているControl 1シリーズの機構をベースにプロユースを想定して改良が施された現行のプロ仕様モデルです。13㎝ウーハーの小型サイズでJBLサウンドをお楽しみください。スペック上は87dB / 4Ωというスペックながら、他のコンパクトサイズのスタジオモニターよりも従順で真空管アンプでも十分鳴らすことが出来ます。<br />
<br />
原音を忠実かつ明瞭に再現するフラットな周波数特性を誇り、強化されたネットワークにより高域から低域まで滑らかなつながりと安定したサウンドが魅力です。また強力な保護回路により、過大入力によるツイーターやウーファーの破損を防ぐタフな設計です。<br />
<br />
デスクトップサイズのJBLモニター。新品で3万円強のモデルですが、今回半額以下でのご提供を予定しています。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_21534919.jpg" alt="_b0350085_21534919.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_21535038.jpg" alt="_b0350085_21535038.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>Ballad Ba404 BK<br />
<br />
ALTEC LANSING国内最後の代理店であったバラッドがリリースしたオリジナルモデルで、4インチ (10cmフルレンジのフロントバスレフ形式のブックシェルフです。スピーカーユニットはALTEC CF404-8Aを搭載しています。<br />
<br />
音像定位が素晴らしく、音が前へと張り出してくるような純正ALTECサウンドを最小のサイズで楽しめるモデルでボーカルやジャズの楽器などの再生において数値上のスペックを超えた表現力を持っています。<br />
<br />
94dB / 8Ωという高能率さゆえ、小出力の真空管シングルアンプでも余裕を持って鳴らすことができます。またヴィンテージALTECの系譜を引き継ぐ12mm厚の米松合板製エンクロージャーを採用しており、自然な響きの良さも特筆されます。<br />
<br />
<br />
過去数回入荷したモデルではありますが、今回出品させていただくのは非常に少数なブラックモデルで、ユニット含め希少性の面でも魅力があります。一般中古店では6万円～9万円弱程度で販売されていますが、今回税込4万円台でのご提供を予定しています。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_21535012.jpg" alt="_b0350085_21535012.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_21535003.jpg" alt="_b0350085_21535003.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>ALTEC LANSING CF404-8A (連番ペア)<br />
<br />
上記Ba404搭載ユニットであるALTEC CF404-8Aをユニット単品でも出品します。入荷時のご案内では完全新品と告知しましたが、詳細に確認したところガスケットに穿孔が確認されたため、新古品と訂正させて頂きますが、実質ほぼ新品と申し上げて差し支えないクオリティです。<br />
<br />
CF404-8AはCF204-8Aの上位モデルで、ALTECサウンドを継承しつつも過度にハイ上がりにならない中庸な鳴りっぷりが魅力です。 94dB / 8Ωの高能率で1～2Wの出力で十分な音量が得られ、自作スピーカー初心者でも比較的良い音を鳴らしやすいユニットでもあります。また劣化の少ないクロスエッジ (布製エッジ)で長期間の使用に耐える仕様となっています。<br />
<br />
ALTECブランド消滅後、ユニット単体でペア4万円以上で流通した時期もあったユニットですが、今回税込1万円台でのご提供を予定しています。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_21535131.jpg" alt="_b0350085_21535131.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_21535159.jpg" alt="_b0350085_21535159.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>ALTEC LANSING CD408-8A (連番ペア)<br />
<br />
続いては8インチ (20㎝)の同軸2Wayスピーカーユニット、CD408-8A (連番ペア, 完全新品)を出品予定です。名器ALTEC 409Bの末裔ともいえるユニットでCD308-8Aの上位モデルです。<br />
<br />
98dB / 8Ωという極めて高能率なユニットで、元々はシーリング (天井埋込み)用途の業務用ユニットですのでヘビーデューティな構造とともにバックロードやバスレフなど種々のエンクロージャー形式とマッチします。ワイドサービスエリア (広大な指向性)と同軸ならではの定位の良さが両立しており癖の無い使い易さが最大の魅力です。<br />
<br />
現在、市場に未使用品が流通することは稀で、かなり高価格化しておりますが、今回税込2万円台前半でのご提供を予定しております。<br />
<br />
気になる御開帳日ですが、23日 (土曜)20時アップを目指して整備を進めております。どうぞお楽しみになさって下さい。<br />
<br />
<br />
]]></content>
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    <title>真空管とカップリング、どっちを換える？</title>
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    <issued>2026-05-11T23:59:00+09:00</issued>
    <modified>2026-05-12T03:30:44+09:00</modified>
    <created>2026-05-12T03:24:01+09:00</created>
    <author><name>audiokaleidoscope</name></author>
    <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[おつかれさまです。今日は組立代行品の出荷検査と認定中古整備のパラレル稼働。昨日の遅れを取り戻すべく頑張りました。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_02241337.jpg" alt="_b0350085_02241337.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>TU-8900 / 梅セット (組立代行品)<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_02241391.jpg" alt="_b0350085_02241391.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>TU-8550 / 梅セット + Arizona Cap.仕様 (組立代行品)<br />
<br />
冒頭のTU-8900についてはArizonaに後変できる？とお問い合わせ頂いています。今日の2件は別のお客さんからのオーダーなのですが、偶々真空管はデフォルト, カップリングをアップグレードというパターンで共通の考え方でした。<br />
<br />
<br />
タマは後からでも換えられるけど、本体に手を入れるのは大変...という考え方には一定の合理性があります。一番良いのは両方換えて、最終特性まで完全に追い込んだ状態で納品させていただくことですが、松竹梅パターン以外でも ”こういうカスタマイズは出来るか？”というお問い合わせあればお気軽にご連絡下さい。<br />
<br />
そして今月出品を予定しているSV-192S Specialの整備が完了しました。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_02241319.jpg" alt="_b0350085_02241319.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>SV-192S Special / Brimar 12AU7, ASC Cap.仕様<br />
<br />
真空管を選別していくなかで静特性だけでなく音色も192Sにたいへんマッチしているペアが見つかったので、特性を追い込みつつエージングも完了したところです。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/85/b0350085_02241280.jpg" alt="_b0350085_02241280.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>カップリングは製造完了となったASC X335。採用のきっかけは年始の不正改造品の修復だったのですが、純正コンデンサーが特注品だったため、ためしにASCに替えたら非常にハイスピードな音に変化して良好だったため、今回もトライさせていただきました。なお完成品の改造は自己責任になりますので、追試時は十分ご注意下さい。<br />
<br />
実は今回、前回のモディファイ時とはカップリング容量を変えてみました。まずパーツレベルで下2桁まで容量一致するものを選別して実装、そして測定で最終特性を追い込んで完了となりました。<br />
<br />
この192Sは真空管, カップリングのダブルグレードアップで税込10万以内でご提供できればと思っています。個人的にもお奨めの一台になりそうです。]]></content>
  </entry>
  <entry>
    <title>剛 (ごう)の音</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://tubeaudio.exblog.jp/36468470/" />
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    <issued>2026-05-10T23:59:00+09:00</issued>
    <modified>2026-05-11T07:51:34+09:00</modified>
    <created>2026-05-11T05:23:09+09:00</created>
    <author><name>audiokaleidoscope</name></author>
    <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[おつかれさまです。今日は家の太陽光パネル増設に思いのほか時間がかかって、会社に行けたのは夕方になってからでした。アンプの整備は明日以降にして今日はスピーカーユニットの確認を行うことにしました。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/85/b0350085_00421446.jpg" alt="_b0350085_00421446.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>ALTEC LANSING CF404-8A (10㎝フルレンジ：未使用品)<br />
<br />
<br />
公共施設のシーリング (天井埋込み)用途に設計された4インチ (10㎝)口径のフルレンジで、姉妹モデルCF204-8Aの上位モデルです。オーディオファンの間では小型フルレンジの名器として知られています。<br />
<br />
<br />
明るく張りのある音色が特徴で特にボーカル帯域の表現力に定評があります。10cmサイズとしては異例の94dB (W/m)という高能率を誇り、定格32W / 最大128Wという高い耐久性も備えています。<br />
<br />
<br />
周波数特性は130Hz 〜14,000Hz (±5dB) と数値上は控えめですが、聴感上は明瞭で曇りのない音質です。また布製エッジを採用しており、ウレタンエッジのような経年劣化の心配が少ない点も大きな特徴でしょう。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/85/b0350085_00421442.jpg" alt="_b0350085_00421442.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>ALTEC LANSING CD408-8A (20㎝フルレンジ：未使用品)<br />
<br />
<br />
先月もご紹介したALTEC LANSING CD408-8Aですが今回はユニット単体です。ALTEC Duplexテクノロジーを採用し、クラブやレストラン、パフォーマンスや交通機関の会場など、高出力, 高忠実度のパフォーマンスを必要とするすべての用途に最適です。<br />
<br />
<br />
8インチ／200mmの特殊耐湿性コーン型ウーファー, 耐熱性ボイスコイルを備えた広指向性コーン型トゥイーター, 耐腐食性スピーカーフレームで構成され、2.5kHzの一次 (-6dB /oct.)クロスオーバーにより、スムーズでフラットなレスポンスを実現しています。姉妹モデルCD308-8Aの上位モデルです。<br />
<br />
<br />
詳細な画像は改めてアップしますが、このタイミングでCF404, CD408の未使用品をご案内できるとは思っていませんでした。現代オーディオが失いかけている ”剛の音”をぜひ味わっていただきたいと思います。<br />
]]></content>
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    <title>価格に関係なく</title>
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    <issued>2026-05-09T23:59:00+09:00</issued>
    <modified>2026-05-10T03:06:24+09:00</modified>
    <created>2026-05-10T03:02:23+09:00</created>
    <author><name>audiokaleidoscope</name></author>
    <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[おつかれさまです。今日は認定中古の集中整備。非稼働日は工数がかかりそうな案件に集中的に取り組むチャンスです。<br />
<br />
製品の整備工数は製品の状態に依存する訳で、3万円のアンプでも何十万のアンプでも内容は基本変わりません。今日は3台着手して、いずれもやり甲斐のあるお相手ばかりでしたが見違えるほどの状態に再生できました。きっと売り主さんも喜んで下さると思います。<br />
<br />
今日写真を撮ったのは樽アンプ (WS-350B)。電気的云々以前の問題として着色汚れと埃がすごかったので、外せるところはすべて外して無水アルコールで清掃をしていきます。同時に除菌もできるので一石二鳥です。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/85/b0350085_00421316.jpg" alt="_b0350085_00421316.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>ご覧の通りピカピカになりました。同時に機構系の増し締めをしておきます。セレクター, ヴォリュームの内部洗浄, ソケットの接点研磨, ハンダ箇所の手直しを実施しました。自分で言うのもおかしいですが別物のクオリティになったと思います。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/85/b0350085_00421416.jpg" alt="_b0350085_00421416.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>電源部の電解コンデンサーを交換し、整備が終わったあとの通電確認と測定。バイアス電圧も完璧に追い込んでいきます。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/85/b0350085_01270706.jpg" alt="_b0350085_01270706.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>測定は数値だけでなく目視と聴感も併せて行っていきます。最大出力は10W強 / 8Ωで350Bシングルとしては十分すぎるスペックです。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/85/b0350085_01270710.jpg" alt="_b0350085_01270710.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>矩形波もリンギング, オーバーシュートなく安定しています。これなら大丈夫ですね。総合特性を貼っておきますので併せてご覧ください。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/85/b0350085_01105133.jpg" alt="_b0350085_01105133.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>完成。Tung Sol 6SN7GTB, Golden Dragon 350B仕様で税込3万円台でご提供予定です。明日も新たな課題に取り組んでいきます。<br />
<br />
<br />
]]></content>
  </entry>
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    <title>来るもの拒まず</title>
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    <issued>2026-05-08T23:59:00+09:00</issued>
    <modified>2026-05-09T03:03:47+09:00</modified>
    <created>2026-05-09T03:03:47+09:00</created>
    <author><name>audiokaleidoscope</name></author>
    <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[おつかれさまです。今日はC to Cサポート2件。本来整備済であるべき中古品だけでなく、オークション等で入手された品物に関するご相談がこの1,2年でずいぶん増えました。<br />
<br />
まずは未組立品で購入されたSV-miniOTL + オートフォーマーのセットです。最初期ロット (2009年式)ですので17年寝ていたという訳ですね。経緯はどうあれ、このタイミングで陽の目を見る機会をいただけたというのは有難いことです。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/09/85/b0350085_01225148.jpg" alt="_b0350085_01225148.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>単体で1.6W強。オートフォーマー接続で8W弱。この頃、個人的にOTLアンプに興味をもって企画した製品で、当時業界内でOTLのキットは皆無でしたので驚くほど売れた機種です。ひょっとしたら他にも眠っている機台があるのかもしれません。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/09/85/b0350085_01225093.jpg" alt="_b0350085_01225093.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>OTLアンプのハードルの高さは組立後の調整にあるかもしれません。調整中の写真を撮り忘れましたが、mVオーダーが監視できるデジタルテスターが2台あると便利です。アイドリング電流, 中点電圧の調整と±B電圧の確認が必要なのですが、厄介なのが一箇所上げると逆側が下がるようなシーソーの関係でテスター1台だと堂々巡りになって時間がかかるのです。<br />
<br />
当時はまだ自作マインドを持っておられる方が結構おられたので組立や調整自体を楽しむムードもあったのですが、今ではなかなか通用しないのかもしれませんね。面倒と感じるか、データが安定してくる過程を嬉しいと思うかは大きな違いです。いくらAIが進化しても手を動かさないと出来ないことは少なくありません。<br />
<br />
続いても中古市場で入手されたというSV-6 (フォノEQ)です。事前の連絡では不動品ということでメインテナンスのご依頼でした。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/09/85/b0350085_01225061.jpg" alt="_b0350085_01225061.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>外観もきれいで内部も美しく配線されています。来歴不明なので詳細は分かりませんが或いは組立代行品なのかもしれません。結果的には単純な真空管とソケットの接触上の問題で他に不具合はありませんでした。<br />
<br />
自分で組んだものはある程度中身について理解があるので、おかしいぞ...となっても中を触れるのですが、完成品で買ったものはブラックボックスで不具合が起きてもお手上げということになったのかもしれません。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/09/85/b0350085_01225120.jpg" alt="_b0350085_01225120.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>ソケットをアルコール洗浄して測定した結果、左右ゲインに0.5dB程度の差異が認められたので、手持ちの12AX7からバッチリ一致するよう再選別を実施しました。たぶん耳で聴いても分からない程度の差異ですが、せっかくお預かりしたので出来るだけ良い状態でお返しするのも大切な務めです。<br />
<br />
そういえば休み明けに懇意にしている同業者さんから電話がありました。今日のような二次流通品でトラブルが起こっているという相談でした。私どもではほとんど経験がありませんが、例えばオークションで製品を買った、その製品に何らかの問題があって、仮にその製品が保証期間内であった場合、メーカーが負うべき責任範囲はどこまでなのか、これは非常に微妙でケースバイケースです。<br />
<br />
買った側からすれば品質不良で保証期間内なのだから無償修理あるいは新品交換しろという主張なのでしょうが、売った側からすれば誰がどう使ってきたか分からず、真空管もデフォルトでない機器の保証義務はない...こんな行き違いが少なからず起こっているようです。<br />
<br />
昨今この業界でもホームページにカスハラ対応云々を謳う販売店やメーカーが増えています。それだけ過度な要求や権利主張が増えているのかもしれません。私どもでも境界ギリギリの案件がないとは言いませんが、改造品以外は基本拒否はせず、出来ることをするというスタンスでやってきました。そのうえで無理なことは無理と正直にお伝えすれば大きなトラブルになることはありません。<br />
<br />
いまの世の中を不寛容社会と呼ぶ人がいますが、趣味の世界は売る方も買う方も好きで繋がっている訳ですから、そういう言葉とは無縁でありたいものですね。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
]]></content>
  </entry>
  <entry>
    <title>敢えてデフォルトで</title>
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    <issued>2026-05-07T23:59:00+09:00</issued>
    <modified>2026-05-08T07:25:17+09:00</modified>
    <created>2026-05-08T05:19:26+09:00</created>
    <author><name>audiokaleidoscope</name></author>
    <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[おつかれさまです。今日も修理, 査定, 組立代行品整備のパラレル稼働で中身の濃い一日でした。認定中古の整備も少しづつですが進行しています。今月も充実した内容となりそうです。<br />
<br />
今日仕上がったのは、いずれもパワーアンプ。先月から取り掛かっていたSV-S1616D / Prime 300B ver.5仕様とSV-P1616D / Gold Lion KT88仕様です。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/85/b0350085_21554384.jpg" alt="_b0350085_21554384.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/85/b0350085_21554486.jpg" alt="_b0350085_21554486.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>このS1616Dは電圧増幅段がGolden Dragon, カップリングは標準仕様で入荷しました。いままでの考え方としては真空管のアップグレード, カップリングのArizona化がパッと浮かぶ訳ですが、今回は敢えてデフォルトの状態で整備させていただいて、お客さんのニーズあれば後変で対応、という形を採ってみようと思います。やはり買い易さも重要ですからね。<br />
<br />
この個体は出力トランスを2個とも交換するなど、かなり細かなメインテナンスを実施して整備後のデータも上々です。音的にもPrime 300B ver.5の300Bらしさがよく出ていて個人的にも満足しています。<br />
<br />
もう一台のSV-P1616Dもデフォルト状態をキープした状態での出品です。予備検査時のデータが良好であったこともあり大きく仕様変更せず、整備による信頼性向上に留めることとしました。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/85/b0350085_02323749.jpg" alt="_b0350085_02323749.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/85/b0350085_02323764.jpg" alt="_b0350085_02323764.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>このP1616Dは電圧増幅段の4本がJJ, カップリングは標準, 出力管はGold Lionという内容で、当時ずっと300Bシングルが販売一位だった私どもで初めて多極管ppが販売数トップになった、まさにその仕様での再販を予定しています。<br />
<br />
<br />
オリジナルユーザーさんの組立技術に助けられた部分もありますが、大幅な修正も不要であったこと、予備検査の結果がたいへん良好であったことも踏まえ、この個体もオリジナル重視でいくことにしました。整備後のデータを貼っておきますが非常に優秀な特性が得られています。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/08/85/b0350085_05065970.jpg" alt="_b0350085_05065970.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><br />
最近は中古市場、特にC to Cで定価を上回るプライスで私どもの製品が売買されているというお話をよく伺います。なかには状態のよくない製品も含まれているようで、結局私どもで再整備して結局かなり大きな出費となってしまうケースもあるようです。<br />
<br />
今月の認定中古は、その価格高騰に一石を投じる意味も含め頑張ってみようと思っています。偶々ですが未組立キットも複数入荷してきており、通常であれば職人さんに組んでいただいて出品するのですが、今月は未組立のまま、ご希望で組立サービスオプションという販売方法もあるのかな、と思っているところです。今月の結果を踏まえ、今後どのように進むべきか見極めていきたいと考えています。<br />
<br />
]]></content>
  </entry>
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    <title>高gm球の差し替え</title>
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    <issued>2026-05-06T23:59:00+09:00</issued>
    <modified>2026-05-07T09:56:59+09:00</modified>
    <created>2026-05-07T04:49:50+09:00</created>
    <author><name>audiokaleidoscope</name></author>
    <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[おつかれさまです。明日から通常稼働となるタイミングで今回のGWを振り返ってみると、事前の見込み以上に案件完了できて個人的にはたいへん満足です。とはいえ通常よりも納期をいただいている状況であることは変わりないので、一日も早く平常化に努めたいと思っています。<br />
<br />
今日はアドバンスPRA-1 (プリアンプ)の後変事例についてレポートします。デフォルトのロシア球からTesla E88CC Red Top / Sword Symbolへのアップグレードを実施しました。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/85/b0350085_02323772.jpg" alt="_b0350085_02323772.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/85/b0350085_02323750.jpg" alt="_b0350085_02323750.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>いまや皆さんにとって真空管の交換は日常茶飯事で何の抵抗もないと思いますが、差し替えにあたって注意が必要な真空管もあるということを理解する必要があります。今回のECC88系はその一つです。<br />
<br />
<br />
ここで一つの図表を提示します。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/85/b0350085_03431112.jpg" alt="_b0350085_03431112.jpg" class="IMAGE_MID" height="273" width="500" /></center>真空管の三定数 (μ, gm, rp)という指標についてご存じの方も多いと思います。<br />
<br />
μ：電圧増幅能力<br />
gm：入力電圧→出力電流の変換効率<br />
rp：内部抵抗<br />
<br />
といえる訳ですが、混同されがちなのがμとgmではないでしょうか。<br />
<br />
μ（増幅率）→ 電圧増幅能力の指標（大きいほど増幅しやすい）<br />
gm（相互コンダクタンス）→ 信号変換効率（大きいほどドライブ能力が高い）<br />
<br />
<br />
上の図表で注目すべきは12AX7とECC88です。12AX7はμは高いがgmは低い→大きく増幅するがドライブ力は低い, ECC88はμは中程度だがgmが高い→負荷に対するドライブ力が高いといえます。<br />
<br />
Gmが高いと小さなグリッド電圧変化によって大きなプレート電流変化が起きる訳で、PRA-1では真空管の個体差によって総合特性に影響を与えることから、選別はかなりシビアです。<br />
<br />
仮に市場でペア選別済と謳われている真空管でも不見転で差し替えることで逆に特性が悪化しているパターンをたくさん見てきました。そのシビアさは実機での動作条件によっても変化しますので、設計的な理解なく安易な差し替えはリスクを伴うということも理解しておく必要があります。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/85/b0350085_02323799.jpg" alt="_b0350085_02323799.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>時間はかかりましたがこのような結果となりました。入力386mV, 出力778mV=ゲイン約6dBと理論値通りで左右ゲイン差も0.1dB未満となりました。残留ノイズ的にも10kΩ負荷でL/Rとも0.05mVと超優秀です。<br />
<br />
オーディオは感覚的なものですから聴いて良ければOK的な側面もありますが、背景に設計的な裏付けがあることも理解する必要があります。他方、静特性を突き詰めたからといって良い音になることもないところがオーディオの深く面白いところです。<br />
<br />
皆さんが留意すべきは自分のアンプが正しく動作しているかどうかということ。車に車検があるように、アンプも数年に一度は健康診断する方がいいかもしれません。結果的に問題なしであったことを知るだけでも大きな意味があります。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
]]></content>
  </entry>
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    <title>現場主義</title>
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    <issued>2026-05-05T23:59:00+09:00</issued>
    <modified>2026-05-06T01:06:54+09:00</modified>
    <created>2026-05-06T00:59:05+09:00</created>
    <author><name>audiokaleidoscope</name></author>
    <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[おつかれさまです。今日は入荷品の査定, 職人さんから戻ってきた修理品の追認等、GWの総仕上げ的な一日になりました。<br />
<br />
昨日運送業者さんが配達に来た時、”センターに荷物がたくさん溜まってますので5日にもってきます”と伺っていたのですが、今日来なかったところをみると相当物流も増えてきているのかもしれません。今晩から注文件数も急に増えてきていますし。皆さんも気分的には再始動モードになってきているようですね。<br />
<br />
今日はまず先週富山でお預かりした品物の集中検査。昨日のSV-501SEもそうですが、どれだけ手を入れるかで製品の価値は大きく変わってきます。外観で査定価格が大きく変わることはありませんが、パッと見て売主さんがどれだけ大切に使って下さっていたかは直ぐに分かるものです。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/05/85/b0350085_18055997.jpg" alt="_b0350085_18055997.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>今日ずっと鳴らしていたJBL 4312Bは、よくあるコーン紙の着色汚れ, サランネットの傷みもなく大変好感を持ちました。もし中古屋さんで見かけたら自分でも触手が動きそうな上物です。<br />
<br />
スピーカーで最も敬遠されるのは振動系の傷み、サランネットの破れや剥がれ等ですが、そういう場合でも懇意にしている専門業者で修復が可能ですので面倒がらずに手を入れてあげることが大切です。当社のお客さんは鳴ればOKではなく、キッチリ整備された品物を適価で求めたいという方が大半ですので、時間が掛かっても一台づつしっかり仕上げていきたいと思っているところです。<br />
<br />
<br />
<br />
製品メンテ関係ではVP-3000SEの完了検査でかなりの時間を費やしました。職人さんによる一次対処を経て社内での二次検査そして測定, エージングを踏まえ報告書と記録写真を提出して完了となる訳で、エージングを含めると合計60時間程度は掛かっているのではないでしょうか。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/05/85/b0350085_18060075.jpg" alt="_b0350085_18060075.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/05/85/b0350085_18074130.jpg" alt="_b0350085_18074130.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>VP-3000SE 組立代行,セカンドユーザー品<br />
<br />
製品シリアルナンバー, 基板のロット番号から2007年式で、カップリングコンデンサーが東一オイルコンに換えられている以外はフルオリジナルの美品です。<br />
<br />
この個体、真空管が添付しない状態でお預かりしたので不具合の正確な把握が出来なかったのですが、動作中にRchの音が途切れるというお申し出でした。信頼する古参の職人さんに状況を伝えて託したのですが、回路的な異常なくパーツもOK、唯一いえるのは入力1のLchのRCAジャックが緩んで回る状態で、状況によっては芯線が捩れて金属疲労を起こしている可能性ありということで対処してもらったのですが、お客さんのお申し出はRch側。結局結論出ずでした。<br />
<br />
真空管を疑いたくなりますが、お客さんによれば左右入れ替えても状況変わらずということで再現性の確認が出来ません。今日一日、標準球で連続通電しつつ測定器の挙動をウォッチしていたのですが、一度も不具合が出なかったので一旦標準球をつけた状態でお返しして、そのうえで不具合が出るかどうかを再検証したいただくこととしたいと思います。<br />
<br />
<br />
修理は本当に一台一様。今回のように時間とコストをかけても問題点の共有ができない場合もあります。製品というのは基本組みあがった直後 (=新品)の状態がピークで、どんなものでも少しづつ確実に劣化していくことは避けられません。車でもオーディオでも新品だけなく中古市場が存在する現実のなかで、その劣化を可能な限り抑え、適切なリカバリーにとって時計を巻き戻し、来た時よりもどれだけ良い状態にしてお返しするかが腕の見せ所です。<br />
<br />
「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ」なんて映画が以前ありましたが、今回のお休みも数多くの製品と対話し、いろいろ勉強させていただきました。今日のVP-3000SEでは明示的な結果をアウトプット出来ませんでしたが、その積み重ねこそが次の大きな底力に繋がっていくのだと信じたいと思います。<br />
]]></content>
  </entry>
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    <title>春のお手入れ 2026年版</title>
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    <issued>2026-05-04T23:59:00+09:00</issued>
    <modified>2026-05-05T05:18:42+09:00</modified>
    <created>2026-05-05T05:18:42+09:00</created>
    <author><name>audiokaleidoscope</name></author>
    <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[おつかれさまです。そろそろ再始動の準備に入ろうと思います。現在お預かりしている査定中の製品も休み中にチェックを完了し、会社が動き始めたら直ぐに整備に入らないと間に合わないので、今のうちに出来ることを進めていきます。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/04/85/b0350085_21405684.jpg" alt="_b0350085_21405684.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>SV-8800SEの両脇で存在感を発揮している漆黒のブックシェルフスピーカーは4年ぶり, 2度目の入荷となるALTEC LANSING Ba404です。<br />
<br />
ALTEC LANSINGの製品群のなかには日本で企画されたものが数多くあります。例えば皆さんよくご存じのDIGは当時の輸入元であったエレクトリが企画し大ヒットとなりました。開発者は後にオーディオ評論家として活躍された篠田寛一さんです。<br />
<br />
<br />
実はこのBa404もそんな日本発のシステム。ALTEC LANSING最後の輸入代理店であったバラッドによって企画されたモデルです。当時製品にはCF204-8Aを搭載したBa204とCF404-8Aを搭載したBa404の二種類があり、今回出品するのは上位モデルのBa404です。仕上げは米松生地仕上げと黒塗装の2種類がありました。<br />
<br />
今日8時間ほど鳴らしてみましたが10㎝フルレンジらしい中域的な闊達さを感じる鳴りっぷりの良さとモニターライクな色付けのなさの両方を感じています。<br />
<br />
続いてはSV-501SE / EH300B, Jensen銅箔仕様 (キット組立品中古)です。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/04/85/b0350085_21405698.jpg" alt="_b0350085_21405698.jpg" class="IMAGE_MID" height="361" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/04/85/b0350085_21405657.jpg" alt="_b0350085_21405657.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>写真は着手前の状態です。内部は組立代行品並みの仕上がりですが、外観的には着色と埃の堆積が進行しています。ツマミ, ターミナル, トランスカバーなどを取り外したうえで無水アルコールで徹底的にクリーニングを行い、接点洗浄も実施しています。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/05/85/b0350085_04593982.jpg" alt="_b0350085_04593982.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>この通りピッカピカ。私も...という方は下のエントリーを再読して下さい。<br />
<br />
外観も重要な品質の一部。気持ちよく使っていただくため、内部はもちろん見た目もきれいにしてお届けできればと思っています。<br />
<br />
]]></content>
  </entry>
  <entry>
    <title>難問に挑む</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://tubeaudio.exblog.jp/36461612/" />
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    <issued>2026-05-03T23:59:00+09:00</issued>
    <modified>2026-05-04T03:32:25+09:00</modified>
    <created>2026-05-04T03:08:22+09:00</created>
    <author><name>audiokaleidoscope</name></author>
    <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[おつかれさまです。今日は朝から難しい問題に取り組んでいます。その昔、何度やっても解けない数学の問題に対峙した時のような心境です。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/04/85/b0350085_02003488.jpg" alt="_b0350085_02003488.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>SV-EQ1616D Special<br />
Telefunken ECC83 (2), Mullard CV4003, Mullard GZ34, ASC Cap.仕様<br />
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昨年12月に完成し、作業場, 試聴室, 自宅環境いずれにおいても測定上, 聴感上の異常なく出荷した個体です。しかしお客さんの環境ではノイズが出るという問題が発生しています。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/04/85/b0350085_03172015.jpg" alt="_b0350085_03172015.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>組立マニュアル実体図<br />
<br />
こういう場合、 ”必ずどこかに問題がある”という前提に立たなければ異常を検出することは出来ません。今日改めて組立マニュアルと首っ引きで全ての配線, ハンダ箇所を再確認しています。そのうえで再測定を実施したのですが、今日のところは正解に辿り着くことは出来ませんでした。引き続き難問に挑んでいきます。<br />
<br />
このブログを通じて上手くいった時のことだけでなく、問題が起こった時のことも偽らずに書いてきました。これは事実をそのままお伝えすることで、いつか誰かの役に立つような情報源になれば良いと思っているからです。<br />
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昨日こんなメールをいただきました。旧知のKさんからです。<br />
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VP-3488SEを使用しています。2025年の11月にPrime Tube EL34のうち1本が白濁してサンバレーさんの秘蔵ストックの中から近似Ｇｍの個体を送っていただき順調に使用しておりました。<br />
<br />
最近になって突然右側から音が出なくなってしまいました。裏蓋を開けて「割りばしチェック」をしたところC224 (450Ｖ 22uF)の片方が浮いているのが分かりました。さて原因は分かったのですが...組み立てマニュアルを見直してみたものの基盤をはずして、また元に戻せるか心配でしたが何とか完了することができました。<br />
<br />
毎日「オーディオ万華鏡」を拝見していることが大変参考になりました。電気の知識が無い自分には修理の過程や職人さんの組まれた見事な配線が大変参考になっております。VP-3488SEはほとんどが組み立て済みのキットですが自分で修理できたことが嬉しくてメールをしてしまいました。「オーディオ万華鏡」に感謝です。<br />
<br />
Kさんから頂いた写真です。SV-8800SEの事例が参考になったようですね。書いて良かったです。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/03/85/b0350085_01331017.jpg" alt="_b0350085_01331017.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center><center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/03/85/b0350085_01331063.jpg" alt="_b0350085_01331063.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>アンプの調子が悪いと本当にガッカリですが、自分で修復できた時の歓びは故障の落胆の何倍も大きく、愛機への愛着も更に深まることでしょう。<br />
<br />
毎日誰が読んで下さっているかも分からない、どんな風に感じて頂けているかも分からない、そんなブログに日々駄文を連ねつつ、皆さんと共に成長できるといいなと思っています。<br />
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]]></content>
  </entry>
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    <title>CDが最も輝いていた時代</title>
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    <issued>2026-05-02T23:59:00+09:00</issued>
    <modified>2026-05-03T03:23:45+09:00</modified>
    <created>2026-05-03T03:17:09+09:00</created>
    <author><name>audiokaleidoscope</name></author>
    <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[今日は90年代後半、CDというメディアが最も輝いていた時代に国内メーカーが威信を賭けて作り上げたプレーヤーの一つ、DENON DCD-S1をお預かりしたお話です。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/02/85/b0350085_20263383.jpg" alt="_b0350085_20263383.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>DENON DCD-S1 (1994～)<br />
<br />
当時はまさにCD最盛期前夜。その後ワンタイトルで100万枚, 200万枚というメガヒットが幾つも生まれた時期です。 国内オーディオ最後のピークといってもいいかもしれません。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/03/85/b0350085_01480163.jpg" alt="_b0350085_01480163.jpg" class="IMAGE_MID" height="350" width="500" /></center>出展：経済産業省<br />
<br />
あの頃、CDをより高音質化しようという取組みで各社がしのぎを削っていました。パイオニアの ”レガートリンクコンバージョン”, ビクターの ”K2 プロセッシング”、またDCD-S1に搭載された ”アルファプロセッサー”などがその代表格です。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/03/85/b0350085_02192097.jpg" alt="_b0350085_02192097.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>出展：パイオニア<br />
<br />
手法はメーカーそれぞれでしたが、CDの高域再生限界であった20kHz以上を補完しアナログライクな再生音を目指したり、16bit信号を20bit相当に伸長させて、いずれもCDの高音質化という点では一致していた訳ですが、当時DENONのアルファプロセッサー搭載の一体型CDプレーヤーの最上級機がDCD-S1でした。デジタルオーディオが最も輝いていた時代です。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/02/85/b0350085_20263441.jpg" alt="_b0350085_20263441.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>今回お伺いしたのは再生時の音飛びで、当社でもいくつかの音源で現象が再現しました。発売開始から30年以上経過しメーカーサポートが終了したいま、私どもに出来ることは僅かで残念ながら根治治療は不可能ですが、せめてもの対策としてレンズのクリーニング, メカ部の埃除去を丹念に行った結果、今日のところは音飛びは再発しませんでした。なんでも諦めずにやってみるものですね。<br />
<br />
しかしこれでOKとはとても言えませんので、今後継続的に確認をして大丈夫とお返しできるかどうか見極めていきたいと思います。お客さんの永年のご愛用にお応えするため、なんとか機能回復のお手伝いが出来ればと思っています。会社稼働日では時間を掛けられない案件でも、休日だから出来ることがあるものです。<br />
]]></content>
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    <title>感謝とリスペクトのために</title>
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    <issued>2026-05-01T20:30:00+09:00</issued>
    <modified>2026-05-01T22:04:56+09:00</modified>
    <created>2026-05-01T20:30:27+09:00</created>
    <author><name>audiokaleidoscope</name></author>
    <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[おつかれさまです。今日は時計のネジを巻き戻して休み前にチェックしたSV-8800SEのメインテナンスに着手しました。<br />
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まず電源基板のデカップリング抵抗交換から始めていきます。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/01/85/b0350085_19152233.jpg" alt="_b0350085_19152233.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>基板を外さないといけないので、再取付時のミスを回避するため付線状態をマーキングしておきます。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/01/85/b0350085_19152213.jpg" alt="_b0350085_19152213.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>基板を外して裏返してみると、かなりの過熱痕はあるもののパターンは生きていたので、基板自体の交換は避けられそうです。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/01/85/b0350085_19152214.jpg" alt="_b0350085_19152214.jpg" class="IMAGE_MID" height="334" width="500" /></center>ダメージを受けた抵抗を慎重に除去し、代替の抵抗を取付けていきます。発熱対策として抵抗は5㎜ほど浮かせて再ハンダします。平滑部の電解コンデンサーは外してみたら電解液が漏出していました。気になるパーツは交換が原則です。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/01/85/b0350085_19152366.jpg" alt="_b0350085_19152366.jpg" class="IMAGE_MID" height="334" width="500" /></center>続いては手配線部分のスクリーングリッド抵抗とカソードバイパスコンデンサーを交換します。これで予備検査で検出した要対処箇所の手当てが終わったので、一旦通電して他に不具合がないか確認していきます。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/01/85/b0350085_19152174.jpg" alt="_b0350085_19152174.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>代わりのKT120を用意してIp=40mA (テスター測定値0.9V)で様子をみます。1時間程度エージングしつつ粗測定したところ問題個所はなく、見立てが間違っていなかったようで、ひと安心です。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/01/85/b0350085_19152181.jpg" alt="_b0350085_19152181.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>次にパーツ交換箇所の電圧を当たっていきます。スクリーン電圧もB2電圧も適正であることが確認できました。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/01/85/b0350085_19152240.jpg" alt="_b0350085_19152240.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>そのまま更に1時間ほど通電して、温度上昇の状態を非接触赤外線温度計で確認していきます。ここも異常なしです。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/01/85/b0350085_19152104.jpg" alt="_b0350085_19152104.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>今日は1W出力で約4時間のエージング。明日からは更に負荷をかけて8W程度の出力で継続的に状況を確認していきます。最後に修理報告書と測定データの書面化、そしてシャーシ内部を撮影して完了予定です。<br />
<br />
<br />
平時こういうメインテナンス作業の大半は外注さんにお願いしている訳ですが、会社休業時は職人さんにも英気を養っていただきたいのと、こういうタイミングで初心に立ち返る意味も含め、自分で作業をするようにしています。<br />
<br />
<br />
この機台でいえば修理報告書にはKT120の暴走を出自としたスクリーングリッド抵抗, デカップリング抵抗, カソードバイパスコンデンサー, 電源部平滑コンデンサーを交換したという記述をすることになります。読む人によっては真空管と部品数個換えただけか...と思われるかもしれませんし、忙しい時は私自身も ”そうなんだ”で終わってしまっていたかもしれません。<br />
<br />
しかし自分でやってみると予備検査で半日, 作業で一日, エージングと測定で一日、都合2.5日は必要です。言うは易し, 行うは難しというのは本当で、聞くのとやるのとでは大きな差異があります。<br />
<br />
毎月10件～20件の組立代行案件、そしてほぼ同数のメインテナンス案件がある訳ですが、忙しさにかまけて、日々頑張ってくれている職人さんへの感謝とリスペクトを忘れないように、自分の時間が取れる時には努めて自分で作業させていただくようにしています。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/01/85/b0350085_19152259.jpg" alt="_b0350085_19152259.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>そんなこんなで、あっという間に一日終わり。続きは明日やりましょう。電気を消して、ではまた明日！おつかれさまでした。<br />
]]></content>
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    <title>富山, 岐阜へ</title>
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    <issued>2026-04-30T23:54:00+09:00</issued>
    <modified>2026-05-01T08:32:05+09:00</modified>
    <created>2026-04-30T23:54:44+09:00</created>
    <author><name>audiokaleidoscope</name></author>
    <dc:subject>オーディオ</dc:subject>
    <content type="html"><![CDATA[おつかれさまです。昨日, 今日と買取依頼品をお預かりに富山から岐阜を巡ってきました。かなりのハードスケジュールで疲れましたが充実した二日間でした。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202604/30/85/b0350085_21554658.jpg" alt="_b0350085_21554658.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>富山側から臨む北アルプスの山々<br />
<br />
<br />
とりあえず物流センターへ品物を下したところで今日は電池切れ。今回の出張では市場での入手困難な人気アイテムも含め車に積んできましたが、今日は事前にお知らせしていた品物を含め一部を写真に収めましたのでご覧ください。ちょっと逆光気味ですが、買取が成立したら詳細を改めてご案内させていただきます。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202604/30/85/b0350085_21552010.jpg" alt="_b0350085_21552010.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>JBL 4312B MkII<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202604/30/85/b0350085_21551912.jpg" alt="_b0350085_21551912.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>JBL 4312 MkII<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202604/30/85/b0350085_23262473.jpg" alt="_b0350085_23262473.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>Technics SL-1200Mk4<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202604/30/85/b0350085_23243971.jpg" alt="_b0350085_23243971.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>JBL Control 1 Pro<br />
<br />
今回往復約800㎞の行程でしたが、寄り道も出来ました。<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202604/30/85/b0350085_21554678.jpg" alt="_b0350085_21554678.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>黒部峡谷トロッコ電車<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202604/30/85/b0350085_21551914.jpg" alt="_b0350085_21551914.jpg" class="IMAGE_MID" height="333" width="500" /></center>白川郷 合掌造り集落<br />
<br />
明日は二日間の遅れのバックアップで出社。会社が休みだからで出来ること、すべきことを粛々と進めていきます。<br />
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]]></content>
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