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家もアンプも

おつかれさまです。今日は築百年余となる母屋修理の打ち合わせがあるので、半日会社で作業。まずは修理案件から。
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2006年に完成品でお納めしたVP-3000 ver.2。Tannoy Stirlingの伴侶として20年間ノーメンテで元気に動いていたのが、急にFUSEが飛んで交換しても改善せずとのことでした。

こういう場合、電源を入れずに故障個所を特定する必要があるので結構大変。まずは裏蓋を開けて内部をこと細かに注視していくことから始めます。
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真空管は生きているのか、電源トランスの巻線DCRは適切か、パーツ, 基板に過熱痕や膨満がないか、配線材が熱硬化していないか、CR系の値は規格どおりか、シャーシ内に何か脱落していないか等を確認していくと、ほどなく原因と思われる事象が検出されました。
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これ何だか分かりますか?これはUX4Pソケットの端子を押さえる板バネです。これが経年の金属疲労で一本折れてシャーシ内に散逸していました。
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これが正常なソケット。外側から板バネが端子を押さえているのが分かると思います。今回はLch Upper側の300Bグリッド (3番ピン)のバネが折れていました。

VP-3000は固定バイアスですのでグリッドに一定のマイナス電圧を与えることで適正なプレート電流を得る訳ですが、そのグリッドとソケット間の接触が悪くなることで安定したグリッドバイアスがかからず、プレート電流が暴走しFUSEがブローしたというストーリーで矛盾はないでしょう。

ソケットを交換しFUSEを入れて通電したところ復旧。幸い300Bにダメージはなさそうです。測定してみると最大出力は28W、1W時の歪率も1%を切っていますので、これで20時間程度エージングしてOKであれば完了です。大きな費用もかからず大事に至らず済んで良かったです。

続いてはインバウンドのお客さんからオーダー頂いたエレキットTU-8400。Arizona仕様で出力管はKT170と6L6GC STRの二種のご要望でした。
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私どもの姿勢として他社製品で海外代理店がある場合の輸出は行いませんが、日本国内で引き渡しでき、100V仕様であれば国内のお客さんと同列という基準で販売しています。ホテルへお送りする場合もありますが、今回は空港で手渡しです。

近年は超円安。海外のお客さんからみれば国内価格は現地の半額 (以下)という場合もあるようで、観光のついでに買って帰ろうという方が増えているという背景も少なからずあるでしょう。

時には女性も。エレキットは海外でも人気がありますね。

海外でトラブルがあってはいけないので、しっかりエージングし測定も6L6GCとKT170の二種類とって完了です。
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来日予定日はちょうど台風が直撃するタイミングなので、ちょっと心配ではありますが予定通り引渡しが完了できることを祈りたいと思います。

作業が終わって、午後からは大工さんと打ち合わせ。自宅母屋のメインテナンスです。
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アンプと一緒で何をどこまでやるかで費用も時間も大きく変わってきます。仮にフルスペックでやると大変な金額になるので、機能維持を最優先し大正時代の部材をなるべく棄てずに再利用して行いたい旨をお伝えしました。

幸い躯体部分はまだ大丈夫そうですが、耐震云々となると素人にはアンタッッチャブルな世界。何ごとも信頼できるプロにお任せするのが一番ということですね。


by audiokaleidoscope | 2026-05-31 20:18 | オーディオ

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