300B交換と新規入庫品
2026年 05月 25日
おつかれさまです。今日はトラブルシューティングと新規買取成立品のご紹介です。
このPSVANE 300Bはゲッターが消失して乳白色に変色しています。これは管内の真空度が損なわれている明示的証憑です。原因は大きく言って二つあり、一つはガラス部のクラック等による空気混入 (物理的故障), もう一つはプレート電流の暴走等による赤熱が管内で発生した電気的故障です。
後者の場合は多くの場合、カソード抵抗の過熱断線, カソードバイパスコンデンサーのパンク (ドライアップ)等の連鎖故障を伴いますので、単に300Bを交換すればOKという訳にはいきません。

アンプはJB-320LM IIです。幸いアンプ内部に全くダメージは及んでいないようです。300B暴走の場合、カップリングコンデンサーのリークによるDC漏洩でクリッド電圧が揺さぶられた可能性もある訳ですが、300Bグリッド側のDC電位は観測されず、ここも異常なし。
お客さんによればアンプの電源を切り忘れて長期間放置してしまったということでしたので、あるいは300Bの自然温度上昇によってベースとガラスの接着部分に過大なストレスがかかった結果の物理故障だったかもしれません。
私どもではアンプ出荷前に連続一昼夜通電等を日常的にしていますが、その程度で真空管が壊れることはありませんが、これから気温が上がってアンプの放熱 (通気性確保)には配慮が必要かもしれません。

結局は300B一本交換で完了。せっかくの機会なので接点系の洗浄, 各部締結確認などの確認後に測定を行ってお客さんにお渡ししました。これでまた安心してお使い頂けると思います。
次に直近の買取成立品を2つご紹介します。整備前の状態ですがいずれも状態は良好で要注目といえると思います。


製作して20年近く経っているとは思えないシャーシ内の状況です。外装系も目立った傷みもない上物です。添付いただいた300Bは単体測定で棄却値を下回っていることが分かりましたので、これは新規交換。310Aと274BはすべてOKでした。
パーツレベルで診ていくとセメント抵抗, 電源平滑部のケミコン等、予防保全的に交換しておきたい部分が確認できましたので、しっかり対処して再出品したいと思います。


この個体はキット組立品ですが以前に当社で整備済の個体で、通電結果はすべて規格をクリアしています。敢えてやるなら真空管のアップグレードやカップリングの交換という選択肢もありますが、原状を維持したうえで全体点検を徹底して、やるべくお値打ちにご提供するという選択肢もありますね。
来月の中古は未組立キット (オプションで組立代行可)を何台か出品の予定ですし、以前に速報ベースでお伝えしたターンテーブルやスピーカー等もラインナップされる見込みです。整備が完了次第、都度ブログで紹介していきますので、お楽しみにお待ち頂ければ幸いです。

後者の場合は多くの場合、カソード抵抗の過熱断線, カソードバイパスコンデンサーのパンク (ドライアップ)等の連鎖故障を伴いますので、単に300Bを交換すればOKという訳にはいきません。

お客さんによればアンプの電源を切り忘れて長期間放置してしまったということでしたので、あるいは300Bの自然温度上昇によってベースとガラスの接着部分に過大なストレスがかかった結果の物理故障だったかもしれません。
私どもではアンプ出荷前に連続一昼夜通電等を日常的にしていますが、その程度で真空管が壊れることはありませんが、これから気温が上がってアンプの放熱 (通気性確保)には配慮が必要かもしれません。

次に直近の買取成立品を2つご紹介します。整備前の状態ですがいずれも状態は良好で要注目といえると思います。

SV-91B 前期 組立代行品中古

パーツレベルで診ていくとセメント抵抗, 電源平滑部のケミコン等、予防保全的に交換しておきたい部分が確認できましたので、しっかり対処して再出品したいと思います。

SV-4 archive / Gold Lion KT66仕様

来月の中古は未組立キット (オプションで組立代行可)を何台か出品の予定ですし、以前に速報ベースでお伝えしたターンテーブルやスピーカー等もラインナップされる見込みです。整備が完了次第、都度ブログで紹介していきますので、お楽しみにお待ち頂ければ幸いです。
by audiokaleidoscope
| 2026-05-25 23:59
| オーディオ
