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お品書き part2

おつかれさまです。早速ですが昨日の続き、後編へ参りたいと思います。

まずはスピーカーユニットから。
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[ALTEC LANSING CD408-8A]
20㎝ 同軸2Way フルレンジ (ユニットのみ)

ALTEC LANSINGの大きな系譜の一つが劇場用大型ホーンシステム群 ”Voice Of The Theater”であることに異論を挟む余地はありません。そしてもう一つのALTECの重要なアイコンが8インチ (20cm)フルレンジ群であることも事実で、世界中のオーディオファイルにALTECというブランドがここまで大きく浸透したのも ”家庭で楽しむALTEC”であったALTEC 755, 403, 409等の名器達がいたからに違いありません。

とりわけ国内ではDIGに採用された409Bが知られていますが、その流れを汲むALTEC末期のユニットが今回ご案内するCD408-8Aです。今回は奇跡の未使用品ですのでコレクターアイテムとしても非常に希少な逸品といえましょう。

ヘビーデューティに耐える特殊耐湿性コーン型ウーファー, 耐熱性ボイスコイルを備えた広指向性コーン型トゥイーター, 耐腐食性スピーカーフレームで構成され、2.5kHzの一次 (-6dB /oct.)クロスオーバーにより、スムーズでフラットなレスポンスを実現しています。バスレフの場合、経験的にポート共振周波数を低すぎない90Hz前後とした大きめのエンクロージャーが合うという感触です。

続いてはもう一つの双璧であるJBLの人気システム4312からスタジオモニター用途のB系後期モデルMkIIが初入荷です。
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[JBL 4312B MkII]
30㎝ 3Way スタジオモニター

ALTEC LANSING技術副社長として辣腕を振るったジェームス・B・ランシングが後に自らのイニシャルを社名としたJBLを設立したのは多くの方が知るところですが、そのJBLの歴史のなかで忘れることが出来ないのがオールコーンの12インチ (30cm)3Wayシステムである4312です。

ウーハーの黄ばみ, センターキャップの凹み, 中高域アッテネーターのガリ等、マイナスポイントのない極上品でブラックのエンボス仕上げがプロユースらしさを醸し出しています。30cmピュアパルプ・ウーファー(2213H), 13cmミッドレンジ(104H-3), ピュアチタン・ドームツイーター(035Ti)を搭載しており、デジタル時代以降のハイスピードでワイドレンジな音源にも対応しています。

特に30cmの大口径ウーファーから繰り出される厚みがあり乾いた低域は圧巻で特にジャズやロックとの相性が抜群です。モニター譲りの解像度の高さと躍動感の同居したJBLならではのサウンドをお楽しみください。93dB / 6Ωの高能率で真空管アンプとの親和性の高さも十分です。

続いてアンプ群に参ります。
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[SV-300LB / PSVANE 300B仕様] 300Bトランス出力ラインプリ
JJ ECC81, EH 12BH7, PSVANE 300B, Tung Sol 5AR4

入荷状況から本体は新品, 真空管も新古の個体で外観, データともに完品といえる逸品です。12AT7パラ+12BH7 SRPP + 300Bというまさにパワーアンプの回路そのものをプリに移植したことで、他のプリとは段違いの駆動力を有したSV-300LBはハイエンドパワーアンプのベターハーフとして多くのマニアに愛用いただいています。

SV-300LBのバランス出力は約30dBの高いゲインを持っています。この真正バランス出力を一般的なゲインで使用したい場合は、アッテネータ内蔵のアダプターを適宜活用することで最適な使用環境を構築することが出来ます (20dBタイプ推奨)。もちろん後変でのArizona化, 真空管のアップグレードもお任せ下さい。

続いてはパワーアンプです。
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[SV-P1616D / Gold Lion KT88仕様] KT88pp
JJ ECC81, JJ ECC82, Gold Lion 88

電圧増幅段の4本がJJ, カップリングは標準, 出力管はGold Lionという布陣のKT88ppで、キット組立品ベースの品物を完全整備しました。当時ずっと300Bシングルが販売一位だった私どもで初めて多極管ppが販売数トップになった、まさにその仕様での再販となります。

多極管ppというと出力優先で音質は二の次という製品もありますが、この個体は実機測定ベースで最大出力36W / 8Ω (無歪出力21W), アイドリング電流80mA, 周波数特性10Hz以下~100kHz以上という完全音質優先となっています。例えば今回出品の4312B MkIIなどと一緒に鳴らしてリスニングルームをプライベートジャズ喫茶あるいは自分だけのロックバー化してはいかがでしょうか。

そしてもう一台、多極管ppのご案内です。
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[SV-19D / Mullard復刻EL34仕様] EL34pp
東芝 12AX7, Mullard復刻EL34, Arizona Cap.

ミドルサイズの多極管ppの人気モデルSV-19Dです。今回はEL34でセットアップしてみました。こちらもキット組立品ベースですが、組立レベルはプロ級で、パスコンがMUSE化されている等こだわりの仕様です。今回入荷後にArizona化して更に音質に磨きをかけることにしました。

SV-19Dは多様なビーム管, 五極管を縦横無尽に差し替えできるユーティリティアンプで、これ一台で十分という方も多数おられます。
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(画像クリックで拡大)

このリストは初公開かもしれません。10種類以上の真空管で楽しめるアンプが他にあるでしょうか。6V6系, 6L6系, EL34, KT88 / 6550など皆さんもきっとお持ちの真空管も含め楽しんで頂きたいと思っています。

そして今回の最後がWS-350B (樽アンプ)です。
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[WS-350B / Golden Dragon 350B仕様] 350Bシングル
Tung Sol 6SN7GTB, Golden Dragon 350B

今回アンプでは最もお値打ちな価格での出品がWS-350Bです。酒造メーカー払い下げの樽材を使用した通称 ”樽アンプ”をご記憶の方も多いのではないでしょうか。最近C to C市場でも高騰しているというお話を伺う本モデルですが、今回税込3万円台でのご提供となります。

WS-350BはSV-19D同様の固定バイアス (調整要)ですが、標準350Bのほか6L6GC, EL34, 5881, 7581等も使用できます。このアンプが現役だった頃、7581A仕様が大人気となり2000本以上の注文が入るという ”事件”もありました。入力3系統のプリメインアンプで300B以上の出力 (9W以上)が得られる隠れた力持ちですので、ほとんどのスピーカーは楽々ドライブできます。

多極管シングルの快活さに加えニュートラルな音色を持ち、あらゆるジャンルの音楽をこれ一台で楽しんで頂けるアンプですので、これからタマアンプを、という方はもちろん、コスパの良いサブアンプとしても大活躍してくれると思います。

…という訳で計12台を前編, 後編に分けてご紹介させて頂きました。明日20時の御開帳が楽しみですね。


by audiokaleidoscope | 2026-05-22 23:59 | オーディオ

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