来るもの拒まず
2026年 05月 08日
おつかれさまです。今日はC to Cサポート2件。本来整備済であるべき中古品だけでなく、オークション等で入手された品物に関するご相談がこの1,2年でずいぶん増えました。

単体で1.6W強。オートフォーマー接続で8W弱。この頃、個人的にOTLアンプに興味をもって企画した製品で、当時業界内でOTLのキットは皆無でしたので驚くほど売れた機種です。ひょっとしたら他にも眠っている機台があるのかもしれません。

OTLアンプのハードルの高さは組立後の調整にあるかもしれません。調整中の写真を撮り忘れましたが、mVオーダーが監視できるデジタルテスターが2台あると便利です。アイドリング電流, 中点電圧の調整と±B電圧の確認が必要なのですが、厄介なのが一箇所上げると逆側が下がるようなシーソーの関係でテスター1台だと堂々巡りになって時間がかかるのです。
当時はまだ自作マインドを持っておられる方が結構おられたので組立や調整自体を楽しむムードもあったのですが、今ではなかなか通用しないのかもしれませんね。面倒と感じるか、データが安定してくる過程を嬉しいと思うかは大きな違いです。いくらAIが進化しても手を動かさないと出来ないことは少なくありません。
続いても中古市場で入手されたというSV-6 (フォノEQ)です。事前の連絡では不動品ということでメインテナンスのご依頼でした。

外観もきれいで内部も美しく配線されています。来歴不明なので詳細は分かりませんが或いは組立代行品なのかもしれません。結果的には単純な真空管とソケットの接触上の問題で他に不具合はありませんでした。
自分で組んだものはある程度中身について理解があるので、おかしいぞ...となっても中を触れるのですが、完成品で買ったものはブラックボックスで不具合が起きてもお手上げということになったのかもしれません。

ソケットをアルコール洗浄して測定した結果、左右ゲインに0.5dB程度の差異が認められたので、手持ちの12AX7からバッチリ一致するよう再選別を実施しました。たぶん耳で聴いても分からない程度の差異ですが、せっかくお預かりしたので出来るだけ良い状態でお返しするのも大切な務めです。
そういえば休み明けに懇意にしている同業者さんから電話がありました。今日のような二次流通品でトラブルが起こっているという相談でした。私どもではほとんど経験がありませんが、例えばオークションで製品を買った、その製品に何らかの問題があって、仮にその製品が保証期間内であった場合、メーカーが負うべき責任範囲はどこまでなのか、これは非常に微妙でケースバイケースです。
まずは未組立品で購入されたSV-miniOTL + オートフォーマーのセットです。最初期ロット (2009年式)ですので17年寝ていたという訳ですね。経緯はどうあれ、このタイミングで陽の目を見る機会をいただけたというのは有難いことです。


当時はまだ自作マインドを持っておられる方が結構おられたので組立や調整自体を楽しむムードもあったのですが、今ではなかなか通用しないのかもしれませんね。面倒と感じるか、データが安定してくる過程を嬉しいと思うかは大きな違いです。いくらAIが進化しても手を動かさないと出来ないことは少なくありません。
続いても中古市場で入手されたというSV-6 (フォノEQ)です。事前の連絡では不動品ということでメインテナンスのご依頼でした。

自分で組んだものはある程度中身について理解があるので、おかしいぞ...となっても中を触れるのですが、完成品で買ったものはブラックボックスで不具合が起きてもお手上げということになったのかもしれません。

そういえば休み明けに懇意にしている同業者さんから電話がありました。今日のような二次流通品でトラブルが起こっているという相談でした。私どもではほとんど経験がありませんが、例えばオークションで製品を買った、その製品に何らかの問題があって、仮にその製品が保証期間内であった場合、メーカーが負うべき責任範囲はどこまでなのか、これは非常に微妙でケースバイケースです。
買った側からすれば品質不良で保証期間内なのだから無償修理あるいは新品交換しろという主張なのでしょうが、売った側からすれば誰がどう使ってきたか分からず、真空管もデフォルトでない機器の保証義務はない...こんな行き違いが少なからず起こっているようです。
昨今この業界でもホームページにカスハラ対応云々を謳う販売店やメーカーが増えています。それだけ過度な要求や権利主張が増えているのかもしれません。私どもでも境界ギリギリの案件がないとは言いませんが、改造品以外は基本拒否はせず、出来ることをするというスタンスでやってきました。そのうえで無理なことは無理と正直にお伝えすれば大きなトラブルになることはありません。
いまの世の中を不寛容社会と呼ぶ人がいますが、趣味の世界は売る方も買う方も好きで繋がっている訳ですから、そういう言葉とは無縁でありたいものですね。
昨今この業界でもホームページにカスハラ対応云々を謳う販売店やメーカーが増えています。それだけ過度な要求や権利主張が増えているのかもしれません。私どもでも境界ギリギリの案件がないとは言いませんが、改造品以外は基本拒否はせず、出来ることをするというスタンスでやってきました。そのうえで無理なことは無理と正直にお伝えすれば大きなトラブルになることはありません。
いまの世の中を不寛容社会と呼ぶ人がいますが、趣味の世界は売る方も買う方も好きで繋がっている訳ですから、そういう言葉とは無縁でありたいものですね。
by audiokaleidoscope
| 2026-05-08 23:59
| オーディオ
