おつかれさまです。明日から会社がお休みになる前に済ませておきたかった針交換済カートリッジの再取付と調整をやってきました。

納品から2年余りになる
Avantgarde DUO GT。このスピーカーは不思議と定まったキャラクターがないというか、無色透明のようで、強烈なキャラクターも感じる不思議な存在です。
天井に届きそうな巨大な躯体とは裏腹なデリカシーもあれば、音量を上げた時のホーンの咆哮もある...両性具有的な個性を踏まえ、毎回どうバランスをとるか悩む大物です。いまはSV-300LBとSV-284Dで良いバランスで鳴っています。
針交換していただいた
朱雀。電気的にはMC, 構造的にはMMに近い ”コアレス・ストレートフラックス”という独特の形式で本体価格の1/10で針交換ができるところがユニークです。

早速現地で
SAEC WE-4700に取り付けていきます。ターンテーブルは
Technics SP-10R +
SAEC SBX-10Rです。
朱雀は何が難しいかというとカンチレバーが異例に ”寝て”いるところで、アームの高さ調整は本当にピンポイントです。カートリッジのハウジングとスタイラス (針)とレコード盤面の物理的位置関係をバランスさせるためには綿密なアサインメントが必要です。

この写真でカンチレバーの感じが分かるでしょうか。ちなみにこのシステムの主 (あるじ)が使っておられたSUMIKOの
Blue Point Special EVO IIIとはディメンションが全く違います。

Blue Point Special EVO III
SUMIKOの方がセッティングは遥かに容易ですが、取り扱いは要注意。ちょっとしたことでカンチレバーを曲げてしまいがちです。

こんな感じで盤面スレスレな感じで調整完了。かなり大変な作業ですが、セッティングが決まるとサーフェスノイズ皆無なSuper HiFiな世界な世界へ誘われます。
オーディオは機器のグレード以上に使いこなしのノウハウの方が遥かに重要。つくづく奥の深い世界だと感じます。