おつかれさまです。GW前にここまでは...と思っていた案件すべてをコンプリート出来て、ちょっとひと安心です。
今日はメインテナンス案件からスタート。


SV-2 ver.2007完成品。セカンドユーザー品で来歴不明ですが真空管の焼け具合, 内部の状態から累積通電時間の短い極上個体です。故障原因はブリッジダイオードの蓄熱劣化。このクラスの大型アンプはラックの中でなくオープンエア環境で通気性を確保する方が良いかもしれません。
続いての2台はC to Cで入手された未組立キットの組立代行案件。このような形でも完全な形で新たなユーザーさんにバトンをお渡しするのも私どもの大切な務めです。最古参の職人さんがバッチリ組んで下さいました。



この質実剛健なワイヤリングはまさに職人技。全マトリクス45通りの通電確認のうえ接点をアルコール洗浄し、機構締結の強化 (ネジロック)をかけて万全を期して完了です。複数のアンプ / スピーカーを縦横無尽に接続して楽しみたい方必携の一台です。
そしてもう一台、SV-722 ver. C22最終ロットの未組立キットの組立代行。


お客さんからはNOS tubeやコンデンサー変更でスペシャルな一台を...というニーズでしたが、まずはフルオリジナルで組んだところ、十分 (すぎる)パフォーマンスが得られたので、敢えてこの状態で一旦納めさせていただいて、必要あれば後変で対応させていただくこととしました。

とはいえ真空管の選別は超シビア。特にフォノ段の増幅管はゲイン, ノイズ選別が必要です。結果的にフォノ, ラインいずれもゲイン差0.1dB以内, フラットアンプのF特は10Hz以下~300kHz以上 (10kΩ負荷)という超優秀な測定結果が得られています。