授業料に代えて
2026年 04月 20日
受注担当からの伝言ですが、本来は本日出荷すべき案件が間に合わなかったり、お返しすべきメールが遅れていたりして大変申し訳ありません、明日の午後には正常化する予定ですので、いましばらくご猶予をお願いいたします...とのことです。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
今日の最初はSV-2300LM / Prime 300B v.4仕様 (キット組立品)のオーバーホール 兼 初段310A化, Arizona Cap.化案件でした。

次に初段ヒーター電圧の変更とカップリングのグレードアップです。手順は以前にもご紹介しましたので興味のある方は下のエントリーを参照して下さい。
今回は出力段のカップリングはオールArizona, その他はDel Ritmo化していきます。こうして見ると簡単そうですが、やってみるとなかなか大変。今回はDel Ritmoが扁平であったのが幸いしてスマートにレイアウトできたと思います。


今日の2台目はSV-501SE / Prime 300B v.5仕様 (キット組立品)です。カルテを見るとキットご購入は15年前で、実装されているPrime v.5は出荷履歴がないので、中古で入手されたものかもしれません。
確認してみると、出力トランス一次側インダクタンスとDCRが異常に低下していて交換が必要な状態で、車のエンジンでいえば片バンクが死んでいる重症事例でしたが、別の買取機台からトランスを移植して復活しました。問題はトラブルの原因で、300Bの暴走なのか、それ以外の何かなのかまで現時点で特定に至っていないところです。

考えてみると、このような事例が起こり得るのは、大振幅動作時にスピーカーケーブル等が外れ瞬間的に無負荷状態になって出力トランス一次側に大きなフライバック電圧が発生したと仮定すると理屈が通ります。
高々数Wの真空管アンプでどれほどのダメージが起きるか迄は分かりませんが、”音を出したままスピーカーケーブルを抜くな”は真実で、今回の事例は偶発的に起きた二次側オープンが原因だった...かもしれません。もちろん仮説の一つでしかありませんが。ヴォリューム付アンプの場合は絞っておけばOKではあるものの、直結パワーの場合は気をつけたいポイントの一つです。

