おつかれさまです。昨日の曙光6L6GCRについて調べてみたところ、いろいろ分かってきました。情報もたくさんいただきました。有難うございます。
結論的には
・6L6GCR は米国 (GE, RCA, Sylvania 等)で制定, 製造された正式型番ではなく
・中国 曙光電子 (Shuguang)系で使われた独自品番で
・maximum ratings (最大定格)は6L6GCよりもかなり低い (プレート損失6L6GC=30Wに対して6L6GCR=19W)
厳密にいえば6L6GCRは下位球6L6G相当であるという理解が必要であることが判明しました。昨日のダルマ型6L6GCも実質は6L6Gと考えるべきでしょう。


さらに詳細に確認するとダルマ型は曙光での管理品番は ”6L6GCJ”, 今回の6L6GCRは ”6L6GCP”であることも分かりました。上記は曙光6L6GCRの公表値で、明らかに
USA 6L6GCのそれとは異なることに注意が必要です。

6L6GCRはUSA 6L6GCに対して最大定格的にプレート電圧が約30%, スクリーングリッド電圧, プレート損失が約40%も低いというという訳です。知らずに使うとアンプの動作条件によってはレッドゾーンを大きく上回る過負荷状態となります。
では昨日のアンプではどうでしょうか。実際の動作条件を曙光6L6GCRで実測してみました。

プレート電圧

スクリーングリッド電圧

カソード電圧
以上から本機では実効プレート電圧279V, スクリーングリッド電圧282V, カソード電圧25V (カソード抵抗620Ωからプレート電流40mA)ということが分かりました。プレート損失は11W強です。以上から厳密には非推奨ながら、プレート損失的に余裕があるので実質問題なしといえるでしょう。
少々紛らわしいですが、China球ではこの手の呼称上の混乱に時々遭遇します。本来真空管の名称は電気的な規格に基づくべきものですが、往々にして実態と異なる場合もあるという訳です。時として名は体を表さない...場合もある、気をつけたいところです。