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査定日和

おつかれさまです。今日は買取依頼品の査定日でした。

通常は整備完了後の写真をアップすることが多いのですが、今日は良品揃いでしたので、入荷そのままの状態をお目にかけようと思います。買取が成立したらどこに手を入れさせていただこう...そんなことを考えながら確認を行っている様子が伝われば幸いです。
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SV-S1616D / Prime 300B ver.5仕様。完全自作でここまで作り込んでいただければ産みの親としては本望。ハンダづけも質実剛健で基本的に何も申し上げることがない、というレベルです。

ver.5は良いですね、音が澄んでいます。後変候補としては①電圧増幅段真空管のヴィンテージ化, ②カップリングにArizona化あたりでしょうか。アウトプットトランスの橋本化なんて妄想も膨らみます。

続いてはSV-P1616D / Gold Lion KT88仕様です。
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このP1616Dも内部が美しく引きまわれていて、手練れの方が作って下さったことを想像させます。ぱっと見、気づかないことですが真空管ソケットのピンの曲げ方などに経験値の高さが光ります。

KT88は多極管ppの代表選手ですので、出力管はこのままとして、初段も含めオールGold Lion化 + カップリングは...なんて考えてしまいそうですが、すべては買取の承認を頂いてからですね。

次はスピーカーです。
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通称 ”指定箱”。ALTEC 622B Utility Cabunet準拠の8インチ密閉エンクロージャーです。最初裏蓋を開けずに通電確認した際に、755系でも403系でもないミッドバス帯域の厚みに、何が入っているかワクワクしていたのですが、ビスを抜いてみると...
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ALTEC CD408が入っていました。道理で!上の写真で注目すべきは、サフィックスが ”32T”になっているところ。もともとはハイインピーダンス伝送用のマッチングトランス付きユニットなのですが、マッチングトランスを除去してCD408-8A同等として使っていただいている例ですね。

実はこのパターンは当時珍しいことでなく、8Aが売れ過ぎて在庫が切れてしまっている時の苦肉の策として32Tを輸入し、トランスを外して8A同等として欠品を凌いだ時期がありました。この32Tもそうかもしれませんね。

つづいては久々入荷の樽バックロード / PARC DCU-F121W (ウッドコーン)仕様です。
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このユニットは能率が低め (86.5dB)なので5W以上のアンプが好ましいのですが、できれば低域のダンピングの利いた多極管PPと組み合わせるのがお奨めです。

300Bシングルでも十分鳴るのですが、このユニットは低域レスポンスが異例に伸びているのでダンピングファクターが高めのアンプの方がロー側の解像度が格段に上がることを知っていて損はありません。そんな訳で樽バックロードにSV-19Dを組み合わせているのが上の写真です。
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このSV-19Dも今日査定させていただいたアンプの一台です。真空管なしで入荷したので初段 Mullard ECC83, 出力段 Gold Lion KT88で確認しているところです。この個体もたいへん丁寧に組んでいただいていて大変好感をもちました。

カルテを調べるとご購入は2008年ですが、経年劣化の少ない美品です。出力管は7581Aとか5881A辺りも渋くて良さそうですが、買取らせていただくことは出来たら音を聴きながら色々と悩んでみたいと思います。来月か再来月の認定中古に出品できるといいのですが...どうぞお楽しみに。


by audiokaleidoscope | 2026-04-07 23:59 | オーディオ

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