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持込健康診断

おつかれさまです。週末に物流センターへ移動したデモ機が約30台。これから時間をかけて整備していくわけですが、目の前の、とりわけ累々と積みあがっているオーバーホール, バージョンアップ案件, 買取案件と並行してやっていくことになるので、一年先くらいまでは気を抜けない日々が続きそうです。
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長いものでは10数年試聴室で頑張ってきたデモ機を整備して再び皆さんのところにお届けできるというのは我ながら良いアイディアだなあと思っていますが、最近C to Cで当社製品が異常ともいえる高価格で取引されるケースがあるというお話をよく伺います。

SV-1628D (未組立キット)が30万円とか、501SEが24万円とか当社販売価格の倍程度もするとケースがあるというのは、製造側にとっては望ましい事とはいえません。最近の認定中古がなぜこれほどまでに即完してしまうのか、その原因の一旦が二次流通市場における価格高騰とは無縁ではなさそうです。製造元として出来るのは品質, 外観のよい認定中古を適価でご提供することしか出来ませんが、なんとかしたいものですね。

そんな状況のなか、新たな流れが起こり始めました。もともと作業場で非公開エリアである物流センターに直接愛機を持ち込まれて診てくれ、というオファが入り始めています。購入前の試聴から購入後の面前サポートへ。ちょっとしたイベント的要素もあるかもしれません。

いままでは長期連休とか土日で時間的余裕のあるタイミングに特例的にやっていたのですが、今日はSV-192SとSV-722 ver.M7 (いずれも2009年ご購入)の品質確認と各種調整をお客さんの目の前で行ってみました。一つのトライです。
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SV-192S / Mullard CV4003仕様 (2009)

ゲインマッチングとヴォリューム, 機構系のアルコール洗浄, CV4003のマイクロフォニックノイズの確認等を行っていきます。最後は端子を磨いて、基準信号を入れ各種測定を実施して完了です。
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SV-722 ver. M7 (2009)

このSV-722は特注案件でもともと左右独立のヴォリュームをALPS RK27二連250K (A)に変更して完成品でお納めした個体。15年以上使ってきて気づかぬ劣化が起こっているのではないか、ということで確認してみました。

デフォルトのSVOTEK 12AX7 LPSでフォノ, フラットアンプともゲインはバッチリ合っています。逆RIAAボードでフォノ段のリニアリティを測定したところ、50Hz~80kHz (-3dB / 10kΩ)と超優秀。フラットアンプの残留ノイズ0.2mV台, ゲイン20dBでカタログデータそのもののスペックであることが分かりました。劣化どころか、これからという状態です。

お客さんは”知らない間に劣化が進行しているのではないかと疑心暗鬼になると音楽を楽しめないんですよね。新品時の性能を維持していることが分かって安心しました” と仰っていました。お役に立ててよかったです。

とはいえ、稼働日にこれをやっていると他の案件が全て止まるということでもあるので、この持込健康診断を稼働日に実施するのは無理があることを改めて認識しました。GW, お盆休み, 年末年始...こういうタイミングであればお手伝いできると思いますので、ご希望の方はお早めにお知らせ頂ければと思います。


by audiokaleidoscope | 2026-04-06 23:59 | オーディオ

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