作業日誌
2026年 03月 27日


効果は著しく、結果的にインラッシュ (突入電流)も軽減されていますので、5AR4の長寿命化にも有効です。現行整流管の品質は向上していると言えるものの、インラッシュに関しては大元の設計値の2倍 (以上)流れるものがありますので、予防保全的に実施してみたものですが、ご興味ある方は追試方法をお知らせしますのでご連絡下さい。
続いてはSV-396EQです。


橋本HM-3昇圧トランス搭載のSV-396EQですが、今回はMullard ECC83, GE 5670WA (いずれも選別品)でセットアップです。苦労の甲斐あってMC Highポジションでも左右ゲイン差 0.1dB未満を達成でき、ノイズも閾値よりも一桁低く抑えられた逸品となりました。
SV-396EQも在庫数台という状況になりました。結果的に発売開始から一度の価格変更もしませんでしたが、仮にいま新たなロットを起こしたら現在の30%以上の値上げ必至のハイコストパフォーマンス機ですので、検討中という方はお早めがお奨めです。
続いてはSV-Pre1616Dのメインテナンスです。


高品質フィルムコンとして永く愛用されてきたASC (アメリカ指月)ですが、X335, X363とも今後の入手が困難な状況となりました。メーカーから正式なEOL (製造中止)のアナウンスは確認されていませんが、一般流通は現在庫限りで今後はBTOつまり特定の顧客向けのみ継続となる可能性があります。
ヴォリューム, コンデンサーメーカー等でも同様の傾向ですが、例えば3000個以上の発注しか受けないというような別注形式での供給のパーツも増えてきており、小規模メーカーや個人レベルでのパーツ調達環境は今後ますます厳しいものになりそうです。
今日の最後はSV-S1616D / KT66仕様でした。


この個体は2017年にキットでお求め頂いたもので、9年ごしの組立代行をご下命いただいたものです。いつか自分で組んでみようと思って買ったものの、仕事が忙しくて手がつかなかった、気が付いたら10年近く経っていた...そういうお話は決して少なくありません。現在このS1616Dの他にも何台も組立のみのオーダーが入っています。
以前、同業の他社さんに伺ったところ、キットの組立サービスはやっていないというところが殆どでしたが、私どもは10年前の製品でも20年前の製品でも、パーツさえ揃っていれば基本的にすべてお受けするようにしています。仮にC to Cで未組立キットを購入された場合でも対応できるケースが大半だと思いますので、ご希望の方はお知らせください。
産みの親としては一台でも多くちゃんとした状態で使っていただきたい、そのために出来ることは可能な限り対応させて頂きます。
