消えていなかった灯(ともしび)
2026年 03月 16日
そんな中、先週こんなことがありました。私の真空管アンプづくりの発端となった三栄無線。若かりし頃、たまたま技術誌の広告で目にして、まったく知識も経験もないなかで作った6L6GCシングルが偶々うまく鳴った感動が私をこの世界に引き込んだことは旧店主日記やこのブログでも何度も書きました。
時系列的に正確でないかもしれませんが、2000年頃に秋葉原 ラジオ会館の店舗が閉鎖となりました。98年にこの事業を始めた自分にとって三栄さんは目標であり憧れで、三栄さんがお店を閉めたということは大きな衝撃でありましたが、ネットで調べてみると、お店を閉じたあとも営業は継続しており、桶川で社長さんが独りで販売を継続されていることを知りました。”在庫あるうちは販売を継続する”というような事が書いてあったように記憶しています。
その後、三栄さんがどのような歴史を紡がれたかは存じませんが、先週ショールームに来られたSさんによれば、社長さんが亡くなられた後も、三栄ファンの皆さんが連携してボランティアで現在も週一回、旧三栄さんに集まりモノづくりやサポートを継続されていらっしゃることを知りました。大きな驚きと共に如何に三栄さんが多くの方に愛されていたかを改めて知りました。
いまも有志でホームページが運営されています。
これだけ速いスピードで変化する世の中で、いまも残っているものがある、残そうとしている人たちがいる、ということに感動と羨望を感じました。とても素晴らしいことだと思います。
Sさんと当時の昔話に花咲き、ぜひ桶川へ来て下さいとお招きを頂きました。三栄さんを支えられてきた諸先輩のお話をお伺い出来ればと思っております。
Sさんは当時のカタログをお土産に下さいました。私が大切にしているカタログとは版が違い、最後に刷られたバージョンのようですが、共通する機種がたくさん掲載されています。それはエジプトのヒエログリフ (聖刻文字)のように神聖なものとして感じられました。



お店が閉まって25年超。いまもその灯 (ともしび)が消えていない...このことを私もしっかり心に留め、これからも頑張っていこうと改めて心に誓った次第です。Sさん、遠くからお訪ね下さり、本当に有難うございました。
