RCA / Cunningham (カニンガム) ダブルネーム 2A3シングルプレート
2026年 03月 12日



Cunninghamは第一次世界大戦前にRadiotronブランド下で真空管を作っていましたが、1930年にRCAと協議し、自社製造を中止しRCAから供給を受けた真空管をディストリビュターとして販売することに合意しました。背景に1920年代の特許独占を巡る政治的配慮があったと言われています。
RCA 2A3は1936年2月から二枚プレート (いわゆるH型)に変更されたため、このシングルプレートは2A3が最初にリリースされた1933年~35年(頃)の品物で、且つ電気的に生きているものは稀であることから、或る意味オールド300B以上のコレクターアイテムといえるかもしれません。
その美しいSTシェイプ, 現行球とは反射具合が異なるMg/Al系ゲッター等、ひととき見学させていただき、音も聴かせていただきました。
結果的にWestern Electric 310A, Brimar 6V6GT, RCA / Cunningham 2A3, Mullard 5U4G, Arizona Cap.仕様として再生しました。出力も約4W出ており特性的にもOKです。



別件ですが、今日SV-396EQ / Mullard ECC83仕様でも類似事例が発生しました。

ネジの緩みは心の緩み...いつもそう思いながら作業している訳ですが、時間の経過や集中力の欠如によって電気的にはOKでも機構的には要対策という場合もあるということですね。
今後すばらしい真空管の世界が一つの文化として後世に遺っていくために更に緊張感をもって作業に当たりたいと思った今日でした。
