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新たな発見

今日は買取依頼品のチェックと後変のレポートです。まずは超久しぶりのMUTEC MC-3から。
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MUTEC MC-3 (上)

私どもでマスタークロックを扱い始めてから20年弱になります。当時民生オーディオに特機 (プロユース)のマスタークロックを導入するというプレゼンテーションは稀でしたが、コンパクトなサイズと明示的な音質向上からあっという間にデファクトスタンダード (事実上の標準)となったと思います。

当時SV-192Sがデビューしたばかりでしたが、その後CEC TL3N (ベルトドライブCDトランスポート)に外部クロック入力端子が装備され、デジタル系クロック完全同期が可能になって圧倒的に音質向上が現実のものとなりました。同時にクロックの僅かな揺らぎにとって現れる音質劣化が詳らか (つまびらか)になった ”事件”といえたかもしれません。

上の写真は試聴室常設のCEC TL3 3.0 (ベルトドライブCDトランスポート) / MUTEC MC-3+USBと比較のためお預かりしているMC-3 (上)を接続しているところです。

状態としてはベースクロックを44.1kHzにしてTL3 3.0に ×1倍 (=44.1k)を送り、SV-192proII に×4倍 (=176.4k)を送って同期している状況ですが、同じ設定にしてもMC-3とMC-3 +USBで出音が異なり、大きく変化することに改めて気づきました。

クロックなしの状況に対してMC-3+USBが滑らかで繊細な音調に変化するのに対し、MC-3はハイコントラストでエッジを明確にする傾向があります。パッと聴いた時はMC-3の方が変化量が大きく感じますが、MC-3+USBの方はよりアナログライクの音調に変化する傾向といえると思います。

このMC-3に買取が成立したら、オシレーターの校正 (再調整)を実施してご提供出来る予定です。ちなみにTL3Nのメーカーオーバーホール品の出品も予定されているので、廉価でクロック + ベルトドライブを手に入れるチャンスが来るかもしれませんね。

続いては先日ポストした最後のSV-310EQですが、納品当日にバージョンアップのお申し出があり、再びドックインしました。310AのWestern化を含め真空管をグレードアップしていきます。
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手持ちのWestern 310Aと各種ヴィンテージECC88 / 6DJ8系から直流的, 交流的に最善となる組合せを選別していきます。何十パターンという組合せを試みて、特性的にも音質的にもバッチリのセットアップが完成しつつあるところです。
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結果的にWestern 310Bが選ばれました。310Aと310Bはヒーターのスタートアップタイムとヒーター / カソード間耐圧が異なりますが増幅特性は同一でリプレイス可能です。2000年代前半までは310Aの方が高価だったと記憶していますが、流通量の少なさ、音質の繊細さから現在は310Bの方が高くなっています。
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ECC88はさまざまな組合せを試した結果、Mullardで決まりそうです。
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SV-310EQの場合は適当にペア球なるものを買って交換しても十中八九ゲインマッチングが取れませんので、毎回かなり苦労するのですが、幸い電気的に100Hz, 1kHz, 10kHzの3点確認でゲイン差0.1dB未満になりましたので、今後24時間エージングの結果、ノイズ的に合格すれば測定して後変完了となります。

今後SV-310EQは中古が入荷しない限り私どもからご提供することはありませんが、既にSV-310EQをお持ちでタマを換えたい、特性を確認して必要に応じ再調整して欲しいという方はお気軽にご連絡下さい。着手できるのは5~6月 (以降)になるかもしれませんが、しっかり取り組ませて頂きます。


by audiokaleidoscope | 2026-03-09 23:59 | オーディオ

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