今日は午後から買取依頼品の査定を頑張りました。外観も内容も本当に多種多様で、まさに一期一会という感じです。

SV-4 archive / Gold Lion KT66仕様 (2011年式)

SV-14LB upgrade仕様 (2006年式)
買取りが成立すれば、1~2ヶ月かけて順次整備し次のユーザーさんにバトンを渡すのが私どものミッション。最近C to Cで求められた品物のオーバーホール案件もかなり増えています。本来業務ではなくとも、それも私どもの重要な使命の一つと考え、真摯に取り組ませて頂いていますが、入荷品のなかには品質上の懸念事項があり、残念ながらお客さんのご期待に十分お応えできないケースも少なくありません。
今日もそんなアイテムが幾つかありました。

ランドセル / ALTEC 409B仕様
409Bといえば名器
ALTEC DIGに搭載された8インチユニット。個人的にも403A, 409Bは好きなユニットですので期待していたのですが、基準信号を入れて測定したところ片側の低域特性が悪いことが気になりました。念のため外してみると...

写真の左下部分、エッジが破れて修復痕があるのにお気づき頂けるでしょうか。これにより最低共振周波数が上がってしまい、本来の味わいが出ていません。別のユニットを探してノーイクスキューズな状態で再生させて頂ければと思っています。
そしてこんなケースも。310Aが8本です。貴重なWestern Electric 310Aが4本とNL (米National Electronics)310Aが4本という事で大いに期待したのですが...

左上2本はRussia 310A (10Ж12C)をリプリントしたFakeです。右上の2本は真正品ですが棄却値1100に対して1本が1000, もう1本が500未満という状態でした。そして下段4本のNL 310Aは4本中3本がGm500未満という状態。良く言えば寿命を全うするほど、しっかり使って貰えて310Aも本望だったかもしれませんが、残念ながら使用不可です。
自社製品の再生プロジェクトを通じて、すでに2000台以上の製品が新たなお客さんのお手許にお嫁入りさせていただいています。そのなかでアンプで言えば真空管, スピーカーでいえばユニットは重要なキーパーツですので、今後も或る意味で厳しく、それ以上にフェアに診させていただいて、販売者としての責任を全うさせていただきたいと考えています。