松竹梅に込めた意味
2026年 02月 04日


そのリクエストは何かというと...2台とも ”任せるから最高の音になるようバージョンアップして欲しい”というものでした。予め仕様が決まっていれば、それに添ってセットアップすれば良い訳ですが、SV-P1616D / 300B仕様で仮にWestern Electric 300B仕様にバージョンアップするとざっくり50万円の差額になる訳で、安易にご提案できる内容ではありません。
皆さんがレストランに行ってワインをオーダーしたとします。そんな時、任せるから今日の料理に合うものを...と言われたソムリエの心境は如何なるものでしょうか。きっと優れたソムリエは単に高いものをお奨めするのではなく、ベースの料理の魅力を最も引き立たせつつ、且つ価格的にもバランスしたものを提案したいと考えると思います。オーディオも同じです。
任せるという言葉は本当に重いものです。信頼していないと任せるとは言えない訳ですから。この世界は上を見ればキリがない、下を見てもキリがない世界です。その為に私どもでは序列でなくバランスという視点から松竹梅という分類を行ってきました。特上, 上, 並でなく松竹梅という命名にしたのは、決して上中下ではないということをお示ししたかったからです。
今日、任せると言われて悩んだ結果、いずれも松セットをご提案しました。それこそが最も分かりやすく、多くの方に支持され、いちばん実績があると思ったからです。結果は必ず音に出ますからお任せ下さい、と申し上げてお預かりすることにした次第です。
