今日は午前中、買取依頼品の入荷チェック、午後からは来客対応の一日でした。今月も多彩なランナップです。

8cmフルレンジで脅威の低音と大人気だったY-08 (ツキ板オプション付)が久しぶりに入荷しました。
測定してみると40Hzまでグリップしていて、もうこれでいいじゃないか!というほどのレンジ感です。アンプは同時期に別のお客さんからお預かりしたSV-501SE。これも私どもの300Bシングルを代表する一機種で、買取が成立すれば今月の台風の目になりそうです。

そしてALTEC 6222 Utiliy Cabinet準拠のいわゆる ”指定箱”。まずは鳴らしてみようということで通電したところ、USA系の8インチフルレンジよりもミッドロー帯域が分厚く、どんなユニットが入っているのかな?と中を開けさせていただくと...

見覚えのない欧州系と思しきユニットが。お客さんに伺うとリチャードアレン (UK)らしく詳細確認中です。非常に良い組合せだと感じています。
午後は関西方面から私の作業場にお客さんが訪ねて下さいました。メインテナンスが完了したエソテリックのCDプレーヤーの引取りです。同時にこのプレーヤーと組み合わせてお使い頂いているmodel2の真空管を後変。

エソテリックのCDプレーヤーはVRDSという非常にリジッドなメカを使っていることで知られています。これは後期のNEOという機構で特にシャープでカッチリした音で知られていますが、やや硬いという評価も多く聞かれてきました。
今日のお客さんはこのプレーヤーのトランスポート部からデジタルアウトしてmodel2に繋いで聴いておられます。信じられないと思うかもしれませんが、model2のアナログライクなオーガニックサウンドが実はとてもよくマッチするのです。その昔、私もTEACのVRDS20とmodel2を組合せて使っていました。
今回このmodel2を更に高音質化したいということで、今日お持ちになった訳ですがMullard, Amperex, TESLAその他のECC88系を用意して、実機選別を実施したという訳です。

いちばん良い結果が出たのがこれ。TESLA E88CC (Red Top, Gold Pin, Sword Symbol)、いわゆる軍刀マーク品です。数あるECC88系のなかでもMullardと並ぶしなやかな音で知られるTESLAがエソテリックにはベストマッチでした。
”柔よく剛を制す”という言葉があります。一見アンマッチのように見えて実は極上のマリアージュとなる組合せもオーディオにはあるという訳ですね。個人的にもよい勉強になりました。