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静岡したみちの旅 ~春告げ鳥の思い出~

いつもは東京へ向かう途中、高速道路で通り抜けてしまう静岡。今日はその静岡を御殿場から浜松まで廻って参りました。いつもとルールを変えて、今回は”したみちの旅”...つまり高速を使わず、その土地土地の風情や景色を味わいながら走ってみようという趣向です。
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元々は以前お世話になった木工屋さんが高齢のため勇退されるため、ご挨拶に伺う目的だったのですが、静岡は今川・徳川時代から伝わる駿河竹千筋細工・和染・木工・漆・陶芸などのモノづくりのメッカです。せっかく伺うならその一端に触れてみたいと思った次第です。

道の駅を縫いながら走っていくと静岡は海の幸, 山の幸にも恵まれた素晴らしい土地柄であることがよく分かります。
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これは由比の辺りの港だったでしょうか。
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そして静岡といえばお茶。たくさんの観光客で賑わっていました。

今回一番観たかったのは駿河竹千筋細工(するがたけせんすじざいく)でありました。静岡は古くから良質な竹の産地で、その中でも最もよく知られているのが 千筋細工で、国の伝統的工芸品にも指定されています。経緯としては江戸初期に徳川家康が駿府を居城としたことで多くの職人が集まったことが源流のようです。
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丸ひごを使った大和虫籠
蒔絵を施した美しい鳥籠

この鳥籠には個人的にも遠い思い出があります。我が家周辺では室町時代から続いた鶯 (うぐいす)の鳴き比べ会 「鶯会」が毎年春に催されていました。全国の愛好家が自慢の鶯をもちより、「引仮名口 (ひきかなぐち)」と呼ばれる鳴き方を競う、きわめて雅 (みやび)な会でした。

600年以上続いたといわれる鶯会が、動物愛護の視点から突如終了となったのが2010年頃。毎年瀟洒な鳥籠のなかで唄う鶯の姿を忘れませんが、今日ひさしぶりに千筋細工を拝見して、春告げ鳥の思い出とともに文化と歴史の重みを改めて感じてきた今日でした。

by audiokaleidoscope | 2026-01-31 23:59 | オーディオ

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