今日は2台の製品がオーバーホールでドックインしました。ひとつはプリアンプ, もう一つはプリメインアンプです。この2台には共通の対処項目がありました。


SV-310


JB-320LM
両者の共通するのは...整流管を使用していること。確かにそうですね。過去なんども触れてきた整流管自体の劣化による内部スパークとかインラッシュによる電源部故障と思われた方は真空管アンプのことを熱心に勉強されていると思いますが、今回は整流管に関するものではありませんでした。
むしろ今日の2台は回路的には何の問題なく、試通電時の仮測定では真空管ふくめ何ら対処すべき項目はありませんでした。では何が問題だったかと言いますと、入力切換のセレクターに生成した酸化被膜による接触不良。特に湿度の低い時期に起こりやすいトラブルです。
もう一つ、この2台に共通していたのは設置環境でした。2台ともお店のBGM用途で使って下さっていて、一般のリスニングルーム以上に温度や湿度変化が大きく接触不良が発生しやすい環境と言えます。
こういう場合は、まずアルコール洗浄を実施して下さい。これで大半のケースで大きな改善が見られる筈です。気を付けたいのは接点復活系のケミカルは使用は控えることです。短期的には改善したように感じても長期的には更に状況を悪化させる場合が大半です。
手順はこちらをご覧ください。
セレクターだけなくヴォリュームにガリ (摺動ノイズ)が出た場合にも大きな改善効果がありますので、真空管アンプを愛する人のノウハウとして改めて共有できればと思います。ちょっと面倒ですが音も気持ちも霧が晴れたように改善することがよくあります。
...と思ったら、過去全く同じことを書いているエントリーを見つけてしまいました。
ほかにも幾つか、過去10年の間に似たようなことを書いてきたようで少々恥ずかしいですが、それほどこの時期に頻発する不具合だということですね。”大切なことは何度でも”...と自分を納得させて今日はお終いとします。