今日は休みの総仕上げ。なかなか手が付かなかったSV-192D / DSD仕様 (買取品)のメインテナンス。
キットと異なり完成品ベースで開発した製品は通常メーカーへ戻してオーバーホールをお願いするのですが、パーツ変更等された場合は不正改造品としてメンテNGという場合があります。そんな場合は自分でやるしかありません。

このSV-192Sはお客さんによってカップリングコンデンサー等が交換されており、冗長リードが他のパーツと接触して不動の状態。その他にも謎の改変が散見されました。こういう場合はとにかく原状復帰。可能な限り製造された状態に戻すのが基本です。改造パーツをすべて除去するところから作業が始まります。

回路図を矯めつ眇めつしながら改造部分を修正していきます。純正パーツのない場合は同仕様品で代替。せっかくなので上位互換パーツを使用していきます。デジタル基板は他の機台から基板ごと移植して万全を期します。時間はかかりましたが電気的に回復させることが出来ました。

真空管はMullard M8136 / CV4003にアップグレード。マイクロフォニックの少ない個体を選別したうえでゲイン, メーターキャリブレーション等の再調整。

作業完了し念のためSV-192PRO IIと同条件比較して電気的に異常ないことを確認。ぶじ製品として再生させることが出来ました。
今回のようなケースには時々遭遇します。良かれと思ってやったことが結果的に”銘木でつくった掘っ建て小屋”になってしまって、結果的に逆効果になってしまう場合もあるということですね。今回はニコイチ対応でなんとかなって良かったです。今月の認定中古でご提供できればと思っています。