今日は職人さんからメンテ完了のSV-2 (2007)が入ってくるので作業場で待機。その間に先日とりかかった今月の認定中古のSV-Pre1616Dの真空管セレクトに着手。
ヴォリューム交換をしてギャングエラーを0.1dB未満に抑えてから様々な組み合わせを試してみました。事前に決めていたのは整流管のみ。

松下5AR4 フラットトップ(新品)。仮想パワーアンプをSV-P1616D / KT88として、どんな組み合わせがベストか考えてみました。イメージは15インチクラスの大型スピーカーをしっかりドライブしてくれるシャープネス溢れる音です。

X-X-X, X-X-U, U-U-U, T-T-Uを聴き比べた結果、今回はオールX7 / Mullard ECC83仕様としてみました。なかなかのスペシャルバージョンです。

V1 / V2が音のエッジ, V3が重心を決める感覚でタマのセレクトをすると上手くいきます。今回はハイゲイン, ハイスピードを狙ってオールMullard ECC83としてみました。カリカリの音にならず闊達さが増すのはさすがUK Mullardです。
そうこうしているうちに初荷のSV-2 (2007)が到着。とてもきれいな個体です。

暮れに持ち込んで頂いた時のお話ではスイッチONでスタンバイモードになったあとメインSWが起動しないとのこと。処置前の現状把握でも同様でしたので、電源部のリレーの劣化が原因かと予想していたのですが、詳細に確認したところリレーを駆動するタイマーICの故障が原因でした。このパターンの故障は初です。

たまたま部品取り用の買取機台があったので、リレー基板そのものを移植して動作確認したところ、問題なく+B (950V)の発生が確認できました。
内部の全体点検をしたところ、累計通電時間は恐らく数百時間以内と思われ、電源部ケミコンのキャパシタンスも満タン近いことが確認出来ました。支給いただいた真空管で測定したところ出力27W (8Ω)と大優秀で、これからまた10年, 15年と安心してお使い頂けそうです。
こんな感じで今年も良い感じでスタート出来ました。明日はSV-192A/Dのフォノ段の不調診断をする予定です。