隠れた銘球
2025年 12月 25日

これは今日買取が成立したばかりの個体で、早ければ1月の認定中古に出品できる(かも)というSV-19Dですが、注目いただきたいのが出力管6F6 (メタル管)です。
SV-19Dは幅広く出力管を差換えられるコンパクトなプッシュプルアンプで、毎回中古で即売切れとなる人気機種ですが、過去ご案内してきたパターンで言うとEL34, KT66, 7581A, 6550, KT88あたりが多く6F6というと、へえ?という感じかもしれません。
SV-19D開発当時に作成したSV-19D搭載可能球のリストを掲載しておきます。

この時点で6K6とか6F6も確認しているのですが、15年以上前の印象は定かではありません。今日あらためてKT88や6550等と比較しても全く遜色なく、”こんなに良かったかなあ”と思うほど好印象でした。ひとつの要因としては6L6系よりも20%程度多くIpが流せる (36mA)ことにあると思いますが、0.7Aの低ヒーター電流でこのパフォーマンスは見事だと改めて感心しました。
振り返ってみると今回の6F6のように自分のなかで埋没していた真空管の魅力再発見という経験は沢山あります。ずいぶん前の話になりますが6L6GCの代わりに7581Aを使う大ブームが起きて2000本以上のオーダーを頂いたり、12AU7のアップグレードで13D5が俄かに注目されたり、いずれも偶然の出会いがきっかけでした。
どうしてもメジャー球に目がいってしまいそうですが、こういう隠れた銘球も実は沢山あるんだなあ、という気持ちになった今日の作業場レポートでした。6F6いいタマです。
