Western Electric 91E
2025年 12月 23日

真空管には製造ロットで特性上のバラツキがあります。知られたところではWestern Electric 300Bで~06年までのロットと21年~ではEp-Ip特性上の違いがあり、後者が明らかにハイカレント仕様に変化していました。
ところが、最近入荷してくるWestern Electric 300Bは~06年のレベルに近いIpの個体が増えているような気がしています。これが偶然なのか、何らかのクオリティコントロール上の結果なのかは分かっていません。100ペアくらいまとめて買って散布図をつくれば明らかなのですが、最近の円安もあり纏め注文がしにくいので今後の動向を注意していきたいと思っているところです。
ところでWestern Electric社の製品で現時点で国内代理店が取扱いをしていない(と思われる)、”91E”という300Bシングルがあるのはご存じでしょうか?


実物をご覧になった方は少ないと思いますが、個人的には3色のなかでブラックがお奨め。全幅50cm弱のかなり大型のプリメインでフォノ (MM/MC), Bluetooth, リモコン付きの現代仕様です。ECC81 / 12AT7 - 300B構成で、注目すべきは20W / ch@8Ωの大出力。
回路図を見たことがないので詳細は分かりませんがパラレル・フィード型定電流源回路でA2級動作させているのかもしれません。発売開始直後に試聴した当時は公表NGだったのでブログに書けませんでしたが、ピーキーな感じはなくフラットで聴き易い音質と感じました。まさに現代の真空管アンプという感じです。

