今日は昨夜の中古の後変中心の一日。

まずはSV-Pre1616D。出品はオールGold Lion ECC82(3) + PSVANE WE274Bでしたが、お客さんから別パターンの音も楽しんでみたいというリクエストを頂きました。Gold Lion X-X-Uの組合せで整流管はPSVANE 5AR4 (ブラックベース)を追加。せっかくなので選別と測定も併せて実施。
オールU7に対してX-X-Uはゲインが約1dBアップ。周波数特性はオールU7 + WE274Bが10Hz以下~170kHz以上であるのに対してX-X-U + 5AR4は上が115kHz程度。力強い音のイメージと測定結果がぴったり一致する結果となりました。
これはmodel2。昨日のEi 6DJ8EG仕様とは別個体で、現行EH 6922から Tesla E88CC Red Top, Gold Pin仕様にアップグレードしました。-10dB FS時の出力電圧は295mV。昨日のEiの締まってシャープな音像に倒してTeslaは滑らかな味わいがあります。

6DJ8 / ECC88系はバラツキが大きいので、不見転で差換えると平気で左右ゲインが1dBくらいずれますが、良いペアが抜けると数ある双三極電圧増幅管のなかでもトップクラスの音質で、もっと注目されていい真空管だと思います。
次はSV-310 (前期) / PSVANE WE仕様 + SV-S1616D / PSVANE WE300B仕様の組合せ。実機をお預かりして更なる改善の余地はないか、出来ることがあれば対策を希望するというリクエストです。

単体ベースで測定してSV-310の残留ノイズが 0.1mV。SV-S1616Dが0.5mV。両機をいずれもフルヴォリューム状態で繋いでYAMAHA NS-10M PROに耳を近づけてもほとんど何も聴こえない状態です。通常であれば何ら対処の必要のないレベルですが、趣味の世界の業は深い...更なる高みを目指せというご指示で、真空管のノイズ再選別を始めたところです。
”聴感は測定を超える”...と自分に言い聞かせながらヘッドフォンアンプのゲインをMAXにして確認中ですが、こういう経験も言われなければ出来ない訳で何事も勉強です。ノイズというのは厄介なもので、内発的なものだけでなく外来 (環境依存)の要素もあり、なかなか一筋縄ではいきません。

このLM86Bのようにアンプをシールドケースに入れてしまうのがいちばん確実なのですが、今回はそうもいきません。あと四日、出来るだけのことをする。それが結果に繋がるよう頑張るしかありません。後変もいろいろです。