今回の上京のもう一つの大きな目的が「
2025 東京インターナショナルオーディオショウ」会場へ足を運ぶことでした。

本来は一日、或いはそれ以上の時間をかけて訪問させていただくべきところでありましたが、スケジュールの関係で文字通り駆け足で回ることが精いっぱいでした。
それでも印象に残る音を幾つか聴くことが出来ましたし、多くの聴衆の熱気にも触れることが出来ました。若い参加者の方もおられ、私どもの試聴イベントで時々お見かけした方もちらほらおいでになりました。
訪問全ブースのなかで好印象だったブランドを順不同で紹介しておきます。ブランド名の前の符号は部屋番号です。明日は最終日で当日会場エントリーも出来るようですから、お時間ある方は是非足を運んでみて下さい。

G407 アキュフェーズ

G408 ラックスマン

G409 ステラ

G410 PROSTO

G502 エレクトリ

G507 トライオード

Hall D1 ハーマン インターナショナル

Hall D5 アクシス
今回さまざまな音に触れ、各ブランドのさまざまな主張に接したうえで、極私的評価でもっとも心動かされたのがクリプシュ(USA)のスピーカー”Jubilee”でありました。

G602 ティアック(エソテリック)
巨大なバイアンプ駆動の超高能率システムで、概要は
こちらをご覧ください。その音はま雄大なスケールとオーガニックな響きの良さがあり、音云々を超えた美しい音楽の存在に感動を覚えました。高域110dB, 低域107dBという超高能率ユニットには真空管アンプが最も合うのではないでしょうか。
現代のハイエンドオーディオは、私たちのターゲットするプライスから桁二つ(以上)違う訳で、まるで動物園で檻ごしにライオンを見るような感覚も無きにしもあらずでしたが、このJubileeは現代版ハーツフィールド + オートグラフのようなイメージで、心から欲しいと思わせる何かを持っていたように思います。
そんな音に一つでも出逢えただけで伺った甲斐があったと思える今回のインターナショナルオーディオショウでした。