出る不具合、出ない不具合
2025年 09月 05日

もろもろ確認したところ、安定化電源で100Vが維持されている状態ではOKであるものの、2台で7A以上流れるSV-2PPの電源を投入した結果、一次側電圧がドロップしてパイロットランプが点灯する下限電圧を下回るケースがあることが判明しました。定格12Vのパイロットランプを電圧増幅段ドライブ段のヒーター6.3Vから電源供給して点灯させる回路なのですが, デフォルトの6N7が6.3V / 0.8Aに対して実機ではMullard ECC31 (6.3V / 0.95A)を使っていて電流が多い分、電圧がドロップしがちという側面も遠因となっているようです。
対策としてパイロットランプの電源を845フィラメント(10V)から取り直して様子を見ているところですが、やや輝度が高い(そのために敢えて6.3Vで点灯させている)ので、ランプ自体を更新することも検討中です。

可能性としては電圧増幅段310Aの挿入具合とグリッドキャップの篏合の状況、更にはシールドケースのシャーシとの接触状況等が原因となっているか、上流機器(プリ等)で発生している可能性も否定しきれないので、一旦持ち帰っていただいて様子をみましょう、ということになりました。ノイズ発生源を特定され恒久対策が出来るといいですね。
そしてSV-S1616D / PSVANE WE300B仕様のオーバーホール。

今日はアンプをお預かりして問題の有無を調査できる事例のご紹介でしたが、なかにはマンションのエレベーターが起動したときにノイズが出るとか、冬期に暖房機器が動くとトランスが唸るといった環境依存のトラブル相談も少なくありません。完全に問題を除去するには至らずとも、改善させるお手伝いができるかもしれませんので、何かあればお気軽にご相談いただければと思います。

