ベルト問題

いま作業場がアンプのエージング部屋化していて新案件に着手できないので、こういう時は目先を変えて違うことを...。今月の認定中古に間に合えば出品したいと思っているSV-A2(ベルトドライブターンテーブル)。付属品チェック, モーターチェック, プラッターチェック, ベルトチェック等を終えて、細かい整備に入っていきます。ルーティン的にやることはなに？といえば...

こういう基本の積み重ねでクオリティが決まってくるターンテーブル。とりあえずA1仕様(シングルアーム)に組んでみました。
まだ仮調整レベルですが回転偏差もプラマイ0.1％未満に収まっていますので、基本これでOK！となるのですが、実はSV-A1/A2に関して直面している課題が代替ベルトの供給です。

販売完了後にサポート用にかなりの数量を調達して在庫していたのですが、その後、製造メーカーがオーディオ事業から撤退し供給が止まってしまいました。在庫あるうちは問題なく対応できていたのですが、現時点で在庫がなく、今後販売するうえでサポートパーツなしというのは提供側として許容されるものではありませんので、今後の買取, 再販売をどうするか検討中です。

SV-A1/A2用のフラットベルトは1050㎜という長尺で、かなり調べたのですが国内で同じものは見つかっていません。イギリスに純正品と思われるベルトがあることが分かったのですが、郵便で送ってもらっても7000円オーバーと高価です。

オーディオ系だけでなく機械系まで範囲を拡げて当たってみたところ、一割ほど短いものの使えそうなベルトが見つかっており、現在長時間テスト中です。計算上は標準よりもテンションが一割ほど増す訳ですが、当然のことなから伸縮性がありますので、耐久性が担保できれば現在お困りの方にも朗報といえると考えています。もしこのエントリーをご覧になった方で良い代替品をご存じの方がいらっしゃるようでしたら、是非教えて下さい。

そんな訳で、このSV-A1が再び陽の目を見ることが出来るかどうか分かるまで、もう少し時間が必要なようです。今後の対応方針が決まりましたら改めてお知らせします。