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予期せぬトラブル

どんなに注意してもトラブルをゼロにすることはなかなかできません。自分の恥を晒すようですが、自戒の念も含めレポートします。

まずは先日の認定中古でのトラブルです。入念な整備のあと私が出荷検査をして自分で納得しないと成績証明書にハンコを捺すことはありません。逆に言えばハンコを捺すということは自分なりに自信があるということでもあります。法に定めるPSE準拠の検査項目以外にも自主検査項目を追加して万全を期しているつもりです。結果として不良率はこの3年で1/10以下に下がったのですが...。

お客さんのお申し出はノイズが出てハムが多いという内容。スピーカーで聴いて分かるようなノイズは当然測定器で検出されなければならない訳ですし、検査後の最低10時間, 機種によっては数十時間のエージングを行って過渡的な変化も確認している訳ですから、お話を伺った時は正直まさか、と思いました。

とはいえ事実ですから、直ぐ返送いただき今朝はやく会社で確認を行ったところ、打診(筐体に振動を与える検査)時にノイズレベルが大きく変化することを確認しました。またお客さんご指摘のハムも出ています。ノイズの性質から明らかにアース周りの不具合です。

アンプを開腹し、目視で確認しても異常はありません。当該機種は基板アンプでピンセットチェックの有効性は低いので、増幅基板, 電源基板を個別に外してハンダ箇所すべてをルーペで確認していきます。かなり時間をかけて確認していったところ、見つかりました。
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フラットアンプ部のアースラインのポスト。上の写真をよく見ていただくとハンダ部に僅かなクラック(亀裂)が入っているのにお気づきいただけるでしょうか。ポストを基板表側から触ってみると僅かにグラグラします。

これがいつ起きたのか、何故起きたのかをよく考えることが非常に重要で、出荷検査時に顕在化していないクラックが既に生じていたのか、当該部分の基板表側アース配線がテンションが掛かった状態で最短配線されていたことから輸送中の応力でポストに引っ張り応力がかかったのか...いずれにしても起こってはならない問題であることは間違いありません。

よい機会なので全部の基板を外して、全ハンダ箇所を追いハンダして明日の朝まで連続通電を行い、週明けにお返しする予定ですが、改めて検査体制の強化を誓ったところです。

そして今日もうひとつのトラブルがありました。帰宅して自分の部屋でPCに向かっていたところ、4歳の孫が入ってきたなあ...と思いながらも気に留めなかった自分が悪かったのですが...
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まあ、あるあると言いますか、多くの方が似たような経験をされたのではないでしょうか。事実を直視したときの落胆は言葉に表せませんが、起こってしまったことは仕方ないので、なんとか復旧(に近い)対処をしようと思い立ちました。

過去お客さんの同様の事例に何度か対処した経験があったので、気を落ち着かせて掃除機を持ってきました。ヘッドを抜いてモードを”強”にしてセンターキャップの吸い出しを試みたところ、元通りには戻りませんでしたが、何とかなったかなあ、という感じです。
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これが対処後。気を付けたいのがあまりに吸引力が強いと振動系にダメージを与える可能性があることです。触るか触らないかの状態で吸い出すことがなかなか難しいですが、他の方法よりもリスクは低いので、同じ状況になったら試す価値はあると思います。いずれにせよ、こういう状況を予期できなかった自分に原因がありました。

こういう経験と反省が明日への糧になると思って何事も真摯に向かい合うことが大切ですね。

by audiokaleidoscope | 2025-08-02 23:13 | オーディオ

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