本来の音
2025年 07月 30日
個人的には一枚10万円のオリジナル盤よりも1000円の中古のペラ盤を100枚買って、より多くの音楽に触れる方が自分の肥やしになると考える方ですが、ときどき良い盤を聴かせていただくと”3万だしてもいいから欲しいなあ”と思ってしまうことがあります。今日もそんな一日でした。
今日いらっしゃったカメさんは事前にEQ1616って聴ける?というお申し出だったので、モチロン!とお答えしていたのですが、目的はRIAA以外のカーブで聴いてみたい盤があるということでした。こういう経験はなかなか出来ることではないのでワクワクします。





ただそうなると結局のところ、どこにアサインしていいのか分からなくなってしまう...自分で聴きたい音で聴けばいいじゃないかと思っても、その結果が本来のカーブ(例えばold NAB)から大きく外れていると気になって音楽に集中できない...そんな声も少なからず伺います。そういう意味ではEQ1616Dくらいがちょうど良いということなのかもしれません。
参考 EV-EQ1616D使いこなしガイド
RIAAだとチリチリいってみたり、中抜けに聴こえたりする盤を本来の音で聴いていると蕩(とろ)けそうです。私のような一般ピープルにはフォーストだセカンドというのは高嶺の花ですが、こういう盤に惹かれて止まない音楽ファンがたくさんいらっしゃるのも非常によく分かる気がします。出来れば私も欲しい...本当にそう思いました。
