昨日の91Bのエージングが完了して上出来の測定結果が出たので次の案件。今日はSV-P1616D / KT170_橋本仕様の完了検査でした。ベースモデルは
こちらのエントリーでご紹介した輸出仕様で、これを100V仕様で仕上げた感じです。


スタンダードデモルとの主な差異は①出力トランス HW-40-5, ②入力VR ALPS RK27, ③SPターミナル WBT, ④カップリングコンデンサー Arizona, ⑤Zobelフィルタ追加による高域特性安定化といったところで増幅回路は同一です。

アイドリング電流70mA, 無歪出力32W / 8Ωという立派なパフォーマンスが確認できています。どのアンプでもそうですが、新品の真空管を使う場合は当たりがつくまでのエージングが非常に重要ですので昨日の91Bと同様、安定するまでこのままアイドリングを続けて測定に入る予定です。
私どもの場合は同じモデルでも一台一台タマが違ったり, コンデンサーが違ったり半特注的な機台が大半ですので、それぞれの個性があって金太郎飴的でない楽しさがあります。大メーカーにはなれませんでしたが、これが私がやりたかったことだったような気がします。