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カートリッジと包丁

今日は京都から試聴のお客さん。以前はJBL4365をお使いだったのですが、試聴室の4344を聴かれて一念発起して入替。現在はマルチ化され高域SV-91B, 低域SV-2PP(2009)で楽しんでおられます。

ハードウェア的にはこれ以上やることない、とすこぶる満足されているものの、唯一気がかりなのがカートリッジ。現在はDL-103とSPUで楽しんでおられるのですが、更なる高みがあるのではないか...そんな迷いが過ぎったのと、自分のマルチ化4344とフルオリジナル / SV-91B単独ドライブの試聴室の4344を比較して自分の音をいま一度客観視してみたいというのが今日のお申し出でした。

フォノEQはお客さんと同じSV-310EQ / オールWestern Electric仕様を用意。カートリッジはDL-103R proと青龍を準備しました。
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SV-310EQもあと数台で完売という状況になりました。長く入荷待ちになっていたPSVANE WE310Aの通関がやっと切れたようなので、310A絡みで予約受付中になっていた数機種に関しては、今月末辺りから再び体制が整う見込みです。

ご多分に漏れず、カートリッジも廉価帯と超高額品のフタコブ駱駝的プライスになっていて、パッと買える(替える)ものではなくなってきました。高級品に関してはラインナップが豊富であるものの、自分のレコードで試聴できる機会はほとんど無いというのが実情です。どんな背景であれ、この場所がお客さんの体験の場として活用頂けるのでは、私どもとしても有難いことです。

京都に戻られてからメールが届いて「4344でこんな音が出るんだと実感しました」とのこと。オーディオは出口からと言いますがカートリッジは例外。ここで失われたり色付けされた情報が元に戻ることは決してありません。

以前あるお客さんが”カートリッジは包丁のようなもの。どんなに良いネタがあっても包丁の切れが悪ければ素材の良さを活かすことはできない”と仰っていたのを思い出しましたが、これをご自身の耳で改めて体験されたことは大きな意味があったと考えています。さらなる音質の飛躍を期待したいところです。



by audiokaleidoscope | 2025-07-15 23:59 | オーディオ

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