mini300MkIIとの再会

今日は私的な事情でリモート業務でしたが、どうしても今日じゅうに見ておきたい修理作業完了アンプがあったので、かなり遅くなってからではありましたが、会社へ行ってまいりました。

VP-mini300MkII (2007年キット組立品)

実機アンプ内部(オーバーホール完了後)

4月末のお知らせ以来いろいろなことがありました。ひとつ言えるるのは、どうしてこのタイミングだったのかと問われれば、事業が健全で自身が健康な状態であることが前提のお知らせでなければならないということでした。諸般の事情で来月で廃業しますではあまりに無責任です。

いただいたメッセージのなかには迫るものが沢山ありました。そのうちの一つがこのアンプに関するものでした。

18年間連れ添ったアンプですので、私の残りの人生を一緒に過ごしてもらおうと思いました。

今後についての発表を拝見してから、購入したアンプが益々愛おしく思える様になりました.

届いたアンプを信頼出来る職人さんに預け、完了の連絡をいただいたのが今朝。用事が済んで直ちに実機に会いに行ってきたという訳です。真空管のすべて当時のまま、300BはPrime300B ver.2です。

これから細部の二次点検と測定, エージングがありますが、ざっと測定してみたところ完調。事前に伺っていた複数の問題点は全てクリアされていてホッとひと安心というところです。音が出ていればOKと思いがちな真空管アンプですが、実際診てみると対処すべき点は二つや三つではありませんでした。いただいた気持ちを品物に託してお返し出来る仕事で本当に良かったです。