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オリジナル Marantz #7が愛される訳

今日は奈良からMarantz 7オリジナルがやってきました。今日2時間半に亘りお客さんと一緒にじっくり試聴して、7がなぜ神格化され今なお珍重されるかの本質に迫れたような気がします。

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これまで何度となくオリジナル, レプリカ, 初期型, 後期型...さまざまな7の音を聴いてきましたが、今日の個体は外観, 内容, 音質すべての点でトップクラスの品物でした。

マランツ7に限らず初期型が珍重される訳ですが、エミ減のオールド真空管がオブジェ化の運命を避けられないと同じで、初期型でもバンブルビーのコンデンサーは絶縁不良,クラロスタットのヴォリュームはガリガリ, セレンは出力電圧低下, RCAターミナルはグズグズに緩んでいる状態では本来の音質を臨むべくもないのも事実です。
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Marantz 7をSV-91Bと一緒に鳴らしておられる方を沢山知っています。もちろんその理由や結果としての音に対する印象もさまざまですが、今日改めて感じた事は良い意味で余計な音がしない...特に低域方向のレンジを無理に伸ばしていないこともあるのでしょう、見通しの良い音場と中高域の艶やかさ、混濁感のない低域のバランスが実に心地よい。

オーディオというのは厄介なもので、装置のレベルが上がりセットアップが複雑化することで逆に上手く鳴る音源が減る...なんてことが起こる場合があります。”良い録音の音源は聴けるが、素性の悪いソースは聴けたものではない”、なんていうハイエンドシステムが事実沢山ある訳です。

Marantz 7にはそれがない。J POPもロックもクラシックもジャズも何でも鳴らし厭な音を出さないのが7の名機たる所以ではないかと思います。余計なものを省いて本質を美しく磨き上げる懐の深さが音楽を聴く歓びを倍化させているようです。

もちろんChina / Western 300Bの音の差異もしっかり描き分けます。聴感上の高域は伸び且つ円やかに変化します...いやいや良い物を聴かせていただきました。至福のひと時でした。


by audiokaleidoscope | 2025-06-19 23:59 | オーディオ

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