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KT90かKT170か

今日はお昼まで買取依頼品の査定作業でした。そのなかで印象に残ったSV-8800SEをご紹介します。
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この8800SEもそうですが、一機台に対して複数の真空管を添付いただく場合があります。上の写真は組立代行時にセットしたRussia電圧増幅段 + KT90の組み合わせ。KT88のハイコントラストな表現とは異なる骨太な音が”ザ・プッシュプル”という感覚で、中低域の制動力と厚みが良い感じです。

このセットにはスペシャルバージョンとしてMullard CV4003 / Brimar CV4068 / KT170が添付されていました。
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同じアンプでもタマを替えると別モノになる、この事実は既に多くのオーディオファンの知るところですが、今回のKT90とKT170の対比はその最たるものの一つと言えるかもしれません。
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出力段のカップリングはJENSEN錫箔。内部の状態の良さまで加味するとUK電圧増幅段 + KT170バージョンで行きたいところですが、今日じっくり聴いたところではRussia電圧増幅段 + KT90も実に捨てがたい。仮に買取が成立したとして、どちらのセットで再販させていただくのか...こんな思いが頭を過ぎります。

例えば皆さんがGibson Les PaulとFender Stratocasterを持っていたとします。きっとそれぞれの楽器がもっている音色と楽曲のイメージを重ねて、どちらかを選んでつま弾くのでしょう。どちらか選べと言われても難しいですね。

アンプも同じで、その時々の気分や聴きたい曲によって選ばれるものも変わってくる筈です。過度に型にはめず、気分の赴くまま自由に楽しんで頂ければと思います。


by audiokaleidoscope | 2025-06-11 23:59 | オーディオ

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