今週も始まりました! 試聴の対応のほか、最近多いのが製品をショールームで受け取りたいというお申し出。
修理やアップグレードの場合、実機を見ながら説明できるのは双方にとっても良い機会ですし、組立代行案件の場合は測定データの詳しい説明も出来て良いことですが、今週だけで4~5件このパターンがあって時間のやりくりに工夫が必要な状況です。
そんなこともあり、今日ワークベンチで作業できたのは一件のみ。SV-8800SE / KT170仕様のArizona化案件でした。

通常の構造の場合は既設のカップリングを外してArizonaを付け替える単純作業ですが、SV-8800SEはサブシャーシがメインシャーシに対して垂直にレイアウトしているため、機台の状況によってサブシャーシを一旦外して作業する必要があるのです。

俯瞰でみると一見普通ですが

この角度で見るとお分かりいただけるかも。やってみると結構な工数ですので、お客さんによっては交換作業を私どもに依頼下さる場合もよくあります。たしかにこの構造で8個カップリングを交換するのは大変ですね。
最近は海外のお客さんからもEMS(国際郵便)で送ってくれというオーダーもあります。WestCapの流れを汲み、現代製でありながらヴィンテージアンプのように解れて豊かなサウンドのArizonaの良さが海外の好事家にも拡がっているのは嬉しいことです。