Maserati乗りの紳士が休日にFIAT 500を転がすような感覚...オーディオにも時には気分をかえて手軽に、でも内容には拘ったサブシステムが欲しいという方が少なからずいらっしゃいます。
今日はそんな一例。二階のメインシステムは8ケタをゆうに超える規模で浴びるように聴く感覚。さすがにいつもこれではタイヘン、ときどき一階の和室で寝っ転がりながら気軽に音楽を楽しむ...そんなイメージでTannoy IIILZを中心にLPとカセットを鳴らすシステムが今日完成しました。

アナログ周りはラックスマンのPD-191A, カートリッジはDL-103 Gold。

フォノEQはSV-396EQ / Telefunken ECC83仕様, プリはSV-Pre1616D / 竹+ASCです。SV-Pre1616Dは本日完売となりました。これまでのご愛顧に心より御礼申し上げます。

カセットデッキはNakamichi。70年代の終わりに購入された機台をオーバーホールしてすこぶる快調です。

パワーはSV-S1616D / KT150。前段はオールBrimar CV4003, カップリングはArizonaです。SV-S1616Dの在庫もかなり少なくなっているようですので、ご希望の方はお早めのご検討をお奨めします。
オーディオは兎角、足し算的に考えがちですが、どこまでシンプルに出来るかという引き算的発想も時には大切。ゆったりとしたなかにもキレと真空管ならではの薫りを感じるとても良い音のシステムが出来てお客さんも大満足でした。