昨日と今日の組立代行品チェック終わりの成果を記録しておきます。

SV-310 / 松セット

組立代行は単にプロがキットを組んだというだけではありません。ヴォリューム, セレクター類の接点無水アルコール洗浄, 特性最適化のための真空管選別, ソケット篏合修正, 機構系(SW, ターミナル類)の締結強化, 聴感確認, 成績証明書(測定データ)の提出, etc.を実施し信頼性を高めています。

SV-Pre1616D / 松セット

発売後7年余を経てなお独走中のSV-Pre1616D。さまざまな真空管の組み合わせを可能なプリとして広く受け容れていただいたことに感謝至極ですが、ちなみにオールU7が6割, X-X-Uが2割, オールX7が2割というバランスです。
個人的にはX-X-U + 274Bの組み合わせの良さをもっと知っていただきたいと思っておりますので、松竹梅以外のスペシャルバージョンご希望の方はお気軽にメールでお知らせ下さい。

JB-320LM II / 2A3仕様

JB-320LM IIも全体の9割が300B仕様ですが、今週ご用意させていただいた2A3仕様は300Bとはひと味違った滋味あふれる優しさがあり、改めて2A3の良さを堪能しています。本機を300Bでお楽しみの方には是非2A3もお試し頂きたいと思います。
今週たまたまRCA 2A3(未使用品)が入荷しておりますので、JB-320LM IIをRCA 2A3仕様で使ってみたいという方はお早めにお知らせ下さい。カップリングArizona仕様で見積らせて頂きます。

SV-396EQ / Mullard ECC83仕様

利得の大きい初段を良い真空管に替えるメリットは小さなものではありません。この個体はMC / Lowポジションでの利得69dB(約2800倍) / 10kΩというハイゲインですから、そのぶん真空管の違いも明示的に現れます。
現在梅, 竹で十分満足という方も多いと思いますが、後変でMullard仕様にアップグレードしたいという方がおられるようでしたら喜んで対応しますので、お気軽にお申し付け下さい。
明日は昼すぎまで認定中古の続きをやって、その後は母の日ですからお袋さん奉公したいと思っております。皆さんも良い休日を!