今日は
旧第二試聴室の片づけ。会社関係の資料を撤去しています。まずは90年代半ば以降のオーディオ雑誌が何百冊。あとは旧”かわら版”なども。これらはお客さんが来られた時の貸出用として保管していたものですが、もう使うこともありません。
パラパラとページを捲りながら昔を振り返っていると、あっという間に時間が過ぎていきます。

これは以前にもお見せしたことがあったかもしれません。MJ(無線と実験誌)初広告。1999年6月号です。それ以前はSS(ステレオサウンド誌)に出稿していました。

急速に私どものプレゼンスが高まったころの広告(MJ2001/1月号)。2ページ広告に勢いを感じます。2000年度の真空管オーディオフェアでの金賞受賞が本当に嬉しかったことを覚えています。すでにSV-4がデビューしていますね。

これが多分”かわら版”という命名が初めて出た時のMJです(2001年4月号)。私も若い!この時点でSV-6までラインナップされていたようです。同号でSV-6の組立記事も掲載されていました。まだWウーハー+大型ホーンスピーカーをお使いのお客さんが多かった頃で時代の変化を感じます。

その影響もあって私どもでも大型パワーアンプも作るようになっていきました。完成品オンリーの限定品をキットと並行して販売を始め、このSV-5(モノ2×2)は確か数十セットのみの製造だったような記憶があります。中古や修理で再会することもありませんが、元気にしているでしょうか...。

こんな製品紹介も。このDA-1の事を知っている方はどのくらいいらっしゃるでしょう?三社合同企画のKT88パラPP(120W/ch)。公称45kgとか書いてありますが、実際もっとあったかもしれません。当時はこういう超大型モデルが各社から出ていた”良き時代”でもありました。
この後2002年6月からホームページが立ち上がり、情報発信の中心がネットへ移行していきましたが、紙媒体の情報の保存性の高さから、他の業界と比較して雑誌の役割が減ずることは少なったと思います。書庫にはMJのほか管球王国, ラジ技, ステレオ誌、その他いろいろ残っています。自分の半生を振り返るような気持ちで読み返しておりました。