4つのM
2025年 04月 01日
今日はメインテナンス完了品と組立代行品の出荷前点検を中心に実施しました。


これが仮に1.2φとか1.6φのハンダだったりすると、溶融時の滴下量が多過ぎて慌ててコテ先を離すことになった結果、基板とハンダの結合が不十分な状態である懸念があります。基板の状態をみてハンダのシルエットが富士山のような形をしている場合は温度, 量ともに適切ですが、盛り上がった球形に近い箇所がある場合は、浸潤が不完全かハンダ量が多い懸念もあります。
モノづくりは何でもそうですが、道具の適材適所が必ずあります。精密ドライバーでM4ビスを締結しようと思っても十分なトルクが得られないのと同じで、よりマッチした道具あればこそ、皆さんの高い技術も活かされるという訳です。

ちなみにEQ1616Dの海外版と国内版の違いですが、電源トランスの一次側電圧が違うのは当然として、パーツレベルで言うと増幅系の抵抗が国内:ハイグレードカーボン, 海外:金属皮膜, 出力部のコンデンサーが国内:ASC, 海外:V-Capという仕様の差異があります。
海外版のパーツは代理店さんの指定によるものですが、回路的には同じでもパーツが違うと出音の傾向にかなり変化が現れます。測定上の違いは全くといっていいほどありませんが、聴感上では国内版の方が実体感やエネルギー感があるのに対し、海外版はやや細身ながら繊細で情報量に富んだ音に変化します。
