御礼奉公
2025年 03月 23日
そしてもう一つの大きな動機としてはお客さんに直接会えること。直販とはいえ面着で交流できる方は限られています。買取りというのは納品とは逆の儀式で普通販売者がやることではないですが、これまで使ってくれて有難う、という気持ちでお邪魔させて頂いています。
しばらく車内でリカバリーしたあと会社に向けて暫く走っていると、以前伺ったことのある一角に差し掛かりました。

普通会社というのは設立から年月が経つにしたがって合理化され、無駄なことを省いて組織として大きくなっていくものですが、私どものような少人数でこれ以上あらゆることを削れないところまで絞っているようなミニマムなチームにはスケールメリットが出ない分、ヒトの力で乗り越えないといけないハードルに日々直面します。
最初から店は作らない、流通には乗せない、評論を他者に依存しない、広告も全部やめた...ヘンなことづくめで27年走ってきた私どもですが、近年は御礼奉公のひとつとして中古品再生事業にも力を入れ、結果として一対一のコミュニケーションが嘗てなく強くなっていることを感じます。ぜんぜん今風でない、こんなやり方だからこその歓びもあるのだと改めて感じているところです。