子供のころから音の出るものに異常ともいえる興味があったのは、きっと小二の時に初めて作ったゲルマラジオが奇跡的に鳴った感動が忘れられなかったからだと思います。
その後、中学生の頃に姉貴のお下がりのモノのラジカセで放送をエアチェックして擦り切れるほどカセットテープを聴いたのも自分のDNAに深く刻まれているし、高校生になって親父に買ってもらったナショナルの
RX-7000は超宝物で今でも大切に使っています。大学生の頃の下宿でも大活躍でFM横浜や当時開局したばかりのJ-Waveをずっと聴いていました。
そんな訳で、私にとってラジオはオーディオの原点であり、切っても切れない関係。今でも時々
一石, 二石ラジオの製作記事を読み直したりして楽しんでいますが、今日は久しぶりに電子ブロックを引っ張り出してみました。

これは2008年頃に”大人の科学”シリーズの一環で復刻された
EX-150。一台で150の回路を楽しめるという魔法のような製品でした。他に
マイキット150というのもありましたね。

CR類やトランジスタ, ダイオード, リード線, 小型トランスなどが全てブロックになっていて回路図通りにはめ込んでいくと電子回路が完成するというアイディアは本当に素晴らしいと思います。

製品添付の回路集の中にも10種類以上のラジオの動作例が掲載されています。今や学校でもハンダ付けを学ぶことがない中学生にピッタリな電気教材になると思うのは私だけではないのでは?科学する心を養うためにも、こういう製品が残って欲しいものだと思います。
こういうベースもあって、私にとってチューナーは今でもオーディオのメインソース。大小あわせて5台が稼働状態になっています。

下左の
QUAD FM3(1960年代)は何度もオーバーホールして今でも全く問題ありません。感度も十分です。
TRIO KT-9700もパーフェクトコンディション。MUSIC BIRD チューナーは
ワイドFM放送専用で現役です。昔と比べて音楽専用番組が減っているのは残念なことですが、それでもFMの魅力が減じることはありません。
そういえば現在BCL(短波放送受信)も復活検討中。小学6年の時に買ってもらった
クーガー2200のオーバーホール先を探しています。買った方が安いという声が聞こえて来そうですが、何度でも直して使うのがわたし流。自分の想い出を帳消しには出来ません。