今日は崔さんを作業場へご案内し、後変と出荷検査の状況を熱心に見ておられました。

SV-EQ1616D ASC化

SV-300LB Arizona化

SV-P1616D 多極管仕様 Arizona化
途中、”こんな風に個別対応しているのか?”と訊かれ、過去大陸で量産をしていた時期もあったものの、顧客の多様なニーズに対応するため、効率や生産コストよりもバイオーダー的モノづくりに戻したことを説明しました。
”定食屋さんよりも、お客さんのその日の体調や食べたいものを伺って厨房へ入る方が性に合っているんです”と言うと信じられないという顔をしていたのが印象的でした。

Marantz7メインテナンス完了検査
本業の傍ら、こんなこともやっていることを紹介すると、大陸でもこの手のヴィンテージ機器を扱う業者はいるが結局メンテ問題で一般化しないと仰っていました。
大量に生産し、大量に消費し、いつか大量に廃棄されることが許される時代は終わりました。この数年で私どもの仕事もあり様も大きく変化し、今後作り手に求められるニーズや責任も多様化していくに違いありません。