今日は終日出荷検査。まずは先週の特選中古の後変対策。

SV-86B type CはWestern 300B仕様で注文頂いたので、タマの更新と再測定。明日の朝まで連続エージングしてハムバランスを追い込んでいきます。
その後は輸出品の最終確認。組立職人さんの自主検査, 外注による二次検査, そして私の出荷検査というトリプルチェック体制で万全を期します。これはSV-P1616D / KT170橋本 北米仕様(115V)です。

輸出時は真空管なしなので、標準球を決めて全機台同条件で測定することで、万一何かおかしなことがあっても直ぐ検出と対策が可能です。

見事な職人さんの内部配線。いま海外では円安で日本製品はバーゲン状態ですから各国から引き合いが入りますが、代理店を増やすことはせず、品質最優先で取り組んでいきます。

こちらはSV-P1616D / 300B橋本 欧州仕様(230V)です。

カップリングコンデンサーが変わったほか、OPT一次側インピーダンスが標準仕様の5k→橋本は3.5kΩに変わっていることによってNFB=6dBとして仕上がりゲインを最適化しています。

先日SV-S1616D / Western Electric 300B仕様のキットを注文いただいたお客さんから三次元的な配線状況が分かる写真が欲しいとリクエスト頂いているので、いろんな角度から写真を撮って、ヤグラ配線の状況の把握の促進に努めます。
…一日8台~10台完パケ出来たとしても、今週は輸出品の出荷検査で終わってしまうかもしれません。週末修理品と完成品の検査までたどり着けるように集中を切らさず体調を整え頑張っていきます。