ぶじ今月の認定中古をアップして少しリラックス。録り溜めているNHKの「ドキュメント72時間」で生地屋さんに集う人たちを追った回に見入っていました。
いまや何でも買える時代。それを敢えて自分や大切な人の為に時間と手間をかけて作ることに歓びを見出だす人たちに感動しながら観ていたら、なんだかムズムズし始めて思わず極寒の真っ暗な倉庫に懐中電灯ひとつ持って潜入。
我が余生のために組み立てずに置いてある数々のキットを見に行ってきた訳です。べつに今日作ろうという訳でもなく、なんとなく...。

こんな感じに無造作に積み上がって組立を待つ沢山のキット。この三倍くらいの量が在って、ラジオとアンプが半々ぐらいでしょうか。通販で買ったものもあれば譲っていただいたものも。自社のものは一つもない代わりに毎回子どもの頃の自分に戻れるような気がして年1, 2個作っては人にあげているような感じです。

これは三球か四球のラジオですね、たぶん。これから順次AM放送局が停波していくなかで、10数台はある真空管ラジオキットを全て制覇できるかは微妙。でもNHKしか受信しないAMラジオでも作った人にしか分からない意味がきっとある、そう思っています。

なかには半導体アンプのキットも見つかりました。何故か2台あったのでバイアンプにするかBTLで使うか…寒さに震えながら妄想を膨らませています。

これは某キットメーカーのプリアンプキットですね。マニュアルも完備されているので、いつかバッチリ仕上げられるといいなと思います。

謎の真空管箱も見つかりました。7割がChina, 3割がソ連球。これもいつ陽の目をみるか全く不明…でも捨てられない。そんなモノがこの物置に集まっている感じです。
…という訳でひとしきり眺めて今日は満足。生地屋さんのお客さんのように一針一針...いやひとハンダに心こめて作っていきたいと思いました。自分にとって生きることは作ること、かもしれません。