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JBLと送信管の蜜月

今日はまずお詫びからです。SV-S1616D, SV-P1616D, SV-300LBのWestern Electric 300B仕様が注文不可(販売完了)になっていましたが、入荷の目処が立ちましたので再度ご予約可能となりました。多数のお問い合わせ有難うございました。

そんな事もあり、たいへん慌ただしい年の瀬ですが、先日ポストしたSV-2PP前期がリスニングリームに収まった写真が届きましたので、お客さんのご了解のもとアップさせて頂きます。
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2003年に最初のユーザーさんに提供したSV-2PPがC to C経由で新たなお客さんの手に渡り、JBL4344を鳴らすために再び私どもに還ってきてメインテナンスさせていただけたのも何かの縁かもしれません。頂戴したメールでは問題なくお使い頂けているとのことで、ひと安心です。

後ろのシルバーの筐体は多分チャンデバでしょうから、きっとバイアンプの低域側で活躍してくれているのでしょう。
JBLと送信管の蜜月_b0350085_22302414.jpg
大写しの写真では初代SV-2, そしてラックの中にSV-2(2003)という私どもの初期の845アンプが全て鎮座していて感激です。然るにHF側はシングル, LFはPPのオール845マルチということなのだと思います。

そういえば、こちらのお客さんもJBL4344をオール845で豪快に鳴らされています。

HFはSV-2(2007) / Cetron 845仕様, LFはSV-2PP(2009)の組合せ。よく”真空管アンプの終着点は300Bか845”なんて言われ方をされますが、特に845はJBLの大型モデルユーザーに人気があるように思います。

そして、別のケースでは...
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このお客さんは、JLM91A / Western Electric 300B仕様 + SV-284D / ELROG 845_バランスドシングルMONO×2をブースターモードでJBL4343を鳴らされています。こうしてみるとJBL43系スピーカーを送信管で鳴らしておられる方が如何に多いかが分かりますね。何よりもその存在感。そして見る者を釘付けにするトリエーテッドタングステンフィラメントそのままの輝かしいサウンドに魅せられた人たちが沢山いらっしゃるということの証左でありましょう。

恐らく私どもだけでも歴代845アンプの出荷総数は5000台を下らない筈。作る側としては高電圧, 大電流, 変電所のような電源部...となかなか大変な代物ではありますが、他の真空管にない”凄み”に憧れを持つ方が多いのかもしれません。

思い起こせば 1999年頃、自分が845を使ってみたくて初代SV-2を企画しました。その系譜が25年以上も経って途切れず、今や海外にも多くのユーザーが居ることは、自分としても大変嬉しいことです。845そして211が無かったら、今の私どもは存在していなかったかも...送っていただいた写真を眺めながら改めて思った今日でした。どうぞ末永くご愛用いただければ幸いです!


by audiokaleidoscope | 2024-12-29 23:59 | オーディオ

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