年内の稼働日もあと何日というバタバタ状況のなか、見本誌が届きました。

百花繚乱、超バブリーなオーディオ業界にあって居場所の少ない私どもですが、いわゆる自作系、それも趣味の電子工作というカテゴリーはまるで年末年始に実家に帰った時のような居心地の良さを感じます。
子供の頃は「初歩のラジオ」や「ラジオの製作」などを矯めつ眇めつしていた訳ですが、今日届いた「
電子工作マガジン」には、あの頃の懐かしさだけでなく、電子工作を通じて物事の真理や科学する心を育てて欲しいという高い志(こころざし”を感じて長い間親しく交流させて頂いてきました。
今回有難いことに表紙にSV-S1616D / 多極管仕様を表紙に取り上げていただきました。普通オーディオ雑誌の表紙といえば製品を正面から凝ったライティングで格好よく写っているものですが、シャーシの中を大写しにしているところが電子工作マガジンらしいですね。この写真をみてサンバレーだ、と気づく人は相当の猛者です。

そして巻頭にはこれまで何度か取材いただいた内容を集約したような当社の記事が載っています。どちらか言えばモノの側面でなくフィロソフィー(理念)的なコンテンツになっていますが、最近私どもの事を知った...という方にとっては新鮮な内容かもしれません。
アマチュア無線, BCL, さまざまなDIY(工作)記事...まるで昭和の時代にタイムスリップしたかのような雰囲気もある電子工作マガジンですが、私たちのDNAに深く刻み込まれている”モノづくりへの希求”が今の時代にも脈々と流れ続けていることを感じて、とても嬉しく感じた今日でした。