やっと真空管の選別が終わりました。体を動かした訳でもないのにクタクタになりました。
良否判定(販売対象品と廃棄品の分別)と測定を兼ねた作業だった訳ですが、問題はどこまでを合格とするか、言い換えればどれだけをNG判定するのか、どの本を読んでも明確にその閾値を示しているものはありません。敢えていえばその閾値は測定値をベースとした自身の経験のみです。

さまざまな経験を積み重ねて分かってくるのは、その事象が受け容れるべきレベルのものかどうか、自然と分かるようになってきます。何がシロで何がクロで、そしてその間に必ずあるグレーを見極めるのは容易いことではありませんが、実は真空管の選別は悪い個体を排除することを目的としているというよりも、使える可能性の高い個体を一本でも残して活用するための前向きな作業でもある訳です。
Gm順に並ばせて近い個体をペアとする...それが結果的にロスを減らすだけでなく、使う側にとっても最良の結果をもたらすことを示していく、問われているのはデータ以上に選別する側の経験値かもしれません。