これからのこと
2024年 11月 28日

わたしがこの業界に飛び込んだ90年代終わりごろには、国内にまだ沢山の真空管アンプメーカーがありましたし、ガレージ規模のキットメーカーも何十とありました。多くはオーディオ全盛期の大手家電メーカー, オーディオブランドに在籍していた方が、スピンアウトして自分の夢を追い続けることを選んだ訳ですが、この方もそんな一人。

今から15年以上も前のことですが、お客さんに対する仲間意識でしょうか、関東圏でサポートを必要とされる方の家へ私どもに代わって直接出向いて下さったり、当時私の知識や経験では対処しきれない案件のご意見番としてアドバイスいただいたりと本当にお世話になった恩人でもあります。久しぶりに会えて色々と良い話を聞かせていただいてきました。
その他、何箇所か回ったのですが、夕方になってからお邪魔したのが都内のSさん宅。写真を見れば過去エントリーを知っている方は直ぐ分かる業界の大先輩のリスニングルームです。



元々KRELLだったアンプが真空管(845PP)に代わって点描画が油絵に替わったような印象。オーディオショーで聴くParadigmとは大きく印象が異なる表現でした。
帰り際に”店主日記(2012年閉鎖)はもう読めないのか”と訊かれ、ああ、この方とのお付き合いも随分と長くなったんだな…改めてそう感じました。その後、拙本の担当編集者さんと浅草で食事しながら打合せをして今日は終了。最後は気合いで浅草寺の大提灯を持ち上げてみました(笑)。
